Silent-Master NEO Z890をレビュー
「静音とは何か」を真剣に考え抜いたゲーミングPC、265KもRTX 4070 SUPERもNoctuaで冷やす
2024年11月30日 10時00分更新
Z890ならではの豊富なインターフェース
Silent-Master NEO Z890は、静音性だけではなく拡張性も優れている。本体上部には5.25インチベイ、下部には3.5インチベイ×4、2.5インチベイ×5を用意。HDDやSSDを多数装着し、大容量ファイルを1台のPCで管理したい、といった場合に活躍してくれるだろう。
タワー型PCということもあり、インターフェースは豊富だ。ちなみに、標準構成でも試用機でも採用しているASRock製マザーボード「Z890 Pro RS WiFi」は、USB Type-Cが2つともThunderbolt 4仕様。有線LANは2.5GbEと高速なほか、Wi-Fi 6E対応無線LANもあり、通信機能もバッチリだ。
一方で、フロントのUSBはType-A(USB 3.2 Gen 1)のみで、Type-Cがないことは少々残念ではある。とはいえ、USBメモリーやゲームコントローラー、ヘッドセットといったよく脱着するデバイスを接続するには十分だ。また、SDカードリーダーはなかなか珍しく、ありがたい。
静音化と性能を両立させようとした場合、「これを使えば絶対解決する」というPCパーツは存在しない。そのため、全体を少しずつ静音仕様化していく必要がある。自分でやろうとすれば、静音仕様のファンやPCケース選び、冷却性能を落とさないためのレイアウトの工夫など、かなりの手間と時間がかかってしまうだろう。
しかし、Silent-Master NEO Z890なら、この手間と時間をかけたセッティングのPCが最初から手に入る。うるさいゲーミングPCが嫌だと思っている人や、静かな動画編集PCが欲しいと考えているなら、ぜひ検討してみてほしい。なお、次回は定番ベンチマークソフトで、性能面を中心に紹介する予定だ。
ちなみに、サイコムは2024年11月15日から2025年1月20日まで、「サイコム 冬の特大キャンペーン2024」を開催する。Silent-Master NEO Z890なら標準構成でも今回の試用機構成でも、合計1万9920円引きとなる。ぜひこの機会をお見逃しなく。
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