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コードの機能性・可読性が向上して承認率もアップするという調査結果

テストと戦うエンジニアに朗報 GitHub Copilotで書いたコードは合格率が1.5倍に

2024年11月27日 07時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 米GitHubは、2024年11月18日(米国時間)、開発者向けの生成AIアシスタント「GitHub Copilot」を利用して書かれた“コードの品質”に関する調査結果について公表した。

 過去には、GitHub Copilotでコーディングの速度が55%向上するという調査結果があったが、コード自体の品質を評価するのは初めて。5年以上の開発経験を持つ202名に対して実施された。

 その結果、GitHub Copilotを利用することで、10個の単体テストすべてを合格する割合が56%高くなり、コードの機能性向上に寄与していることが分かったという。

単体テストの合格率

 加えて、GitHub Copilot を利用して書かれたコードはエラーが少なくなり、エラーなく記述できたコードの行数が平均13.6%増加したという。

エラーなしで書かれたコードの平均行数

 最後は承認率の向上だ。GitHub Copilotを利用して書かれたコードは、承認される割合が5%高くなったという。 これは、より早くマージできるコードを書くことができること、バグの修正や新機能のデプロイにかかる時間を短縮できることを意味するという。

コードの承認率

 GitHubでは、今回の調査について、「開発者はコードを機能的にするために費やす時間が減ったため、品質を高めることに集中できるようになった。 これは、開発者がGitHub Copilot を使うことで自信を持てるようになったという別の調査結果と一致する」とコメントしている。

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