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これがもう当たり前! 録るだけで要約できるAIボイスレコーダー

2024年12月01日 17時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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PLAUD NOTE AIボイスレコーダーの3つのメリット

メリット1:AI搭載のボイスレコーダー

 PLAUD NOTE AIボイスレコーダーはスマホと連携することで録音、文字起こし、要約の3つの機能が利用可能です。

 スマホとの接続は簡単で、事前に専用アプリ「PLAUDアプリ」をダウンロードし、スマホに入れておけばいつでもアプリでデータ共有が可能。

 まず録音機能には「通話録音」と「通常録音」の2種類のモードがあり、本体のボタンもしくはアプリ側でいつでも切り替えができます。電話音声を録音したいときは通話録音を、大人数の会議などでは通常録音といった使い方が可能です。

 使い方は、アプリのメニューから「録音開始」を押すことで録音開始。ボイスレコーダーを通してリアルタイムでスマホ側に音声が録音されていきます。「録音終了」を押せば、その時点までの音声記録がデータとして保存される仕様。オーディオのインポートも可能なので、事前にスマホなどで録音した音声を送ることもできます。

 録音は保存ボタンを押すことで終了し、自動的にファイルとして保存されます。その後は該当ファイルをひらき、アプリ側で文字起こしを選択することで、録音した音声が自動的に文章化されていきます。

 操作自体は非常に直感的で、初めてつかう人も無理なく操作できる印象でした。

 気になる文字起こし精度はというと、OpenAIの最新大規模言語モデル「GPT-4o」の採用により、かなり正確という印象でした。

 専門用語は誤字こそありますが、会話の間もしっかり認識しており、自動で改行してくれるのも優れた点だと思います。

 文字起こしした内容はスマホ上でそのまま編集できるため、誤字などを見つけた場合は即スマホで修正できるのも助かりますね。

メリット2:要約機能も搭載

 数時間単位での議事録となると、それをまとめるのもひと苦労ですが、本製品は文字起こしと同時に要約も可能です。

 要約する際にはサマリー(要約)テンプレートを選択可能ですが、「自動適応」「会議メモ」「通話メモ」「音声メモ」といった専用テンプレートを選べるので、会議なら会議メモを選択、通話なら通話メモのサマリーテンプレートを選択するといったシーンにあわせた使い方ができます。

 たとえば通話メモを選択した場合は、通話情報や通話での概要をまとめたものが表示されました。実際にしゃべった内容がきっちりと整理されており、文字起こしした内容を再度確認しなくても、要約をみれば大事なポイントが抽出されているところが優秀といえるでしょう。

 ちなみに、無料のスタータープランだと13種類、プロプランだと21種類のサマリーテンプレートが利用可能です。

メリット3:スマホとの相性よし

 ボイスレコーダーというと、操作スイッチが多く扱いにくそうな印象を受けますが、本製品は従来のボイスレコーダーのイメージを一新するシンプルな造形です。

 ICカードのようなスリムなデザインの本体は薄さ2.99mmで重量は約30g。お財布にも収納できるほど薄型軽量です。

 Magsafeにも対応しており、付属のマグネット吸着ケースとリングを使えばiPhoneの背面にしっかりと磁気で固定できます。いざ使いたいという時に背面に固定しておけば、いつでも使えますし紛失する心配がないのは嬉しいですね。

 なお、本体は内蔵バッテリーで30時間の連続録音が可能。ストレージ容量は64GBで、毎日2時間録音したとしても最大240日分記録できます。

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