まだ暑かった10月初旬、AWSのユーザーグループであるJAWS-GUのイベント「JAWS FESTA 2024 in 広島」に取材に行ったときの出来事である。イベント会場にたどり着くと、JAWS-UG友達から「昨日は前夜祭で取り上げられてましたね!」と言われて、驚いた。職業柄、最初に来るのは「なんか炎上するようなこと書いたっけ?」という不安なのだが(笑)、コミュニティイベントの出来事なので、どうやらそういう話ではなさそう。
今回はホントに準備がギリギリで、前夜祭も、懇親会も申し込みに間に合わなかった(こう書くととても未練がましいように思えるが、記者に対しても特別扱いしないフェアさはJAWS-UGの美徳だと思っている)。その参加できなかった前夜祭で、どうやら私の話が出てたらしいのだ。
イベントが終わって聞いたところ、ありがたいことにとあるベテランエンジニアが「過去のJAWS-UGの活動を理解するため、アスキー記事を良質なインプットとしてAIに学習させてみた」というLTを前夜祭で披露してくれたという。そんなLTあるなら、意地でも前夜祭に行けばよかった!と後悔しつつ、現地にいたら涙もろい50代の私は大泣きしていただろう。「誰かが誰かの活動をきちんと見てくれている」って、本当にありがたい。「この記者、チョロいなw」と言われるの承知で、ユーザーコミュニティはやっぱり素晴らしいと思わされた。理屈や損得勘定じゃなくて。
文:大谷イビサ
ASCII.jpのクラウド・IT担当で、TECH.ASCII.jpの編集長。「インターネットASCII」や「アスキーNT」「NETWORK magazine」などの編集を担当し、2011年から現職。「ITだってエンタテインメント」をキーワードに、楽しく、ユーザー目線に立った情報発信を心がけている。2017年からは「ASCII TeamLeaders」を立ち上げ、SaaSの活用と働き方の理想像を追い続けている。