データは文字を入力するか画像を入力するかの2通り
Windows上で作成してから本体に転送する
WindowsパソコンとEZ Signアプリを使ってデータを作るのは簡単だ。まず作成できるデータは「文字入力」(テキスト系)と「画像入力」(グラフィック系)の2系統があり、これら2種類は同じ画面上で共存できないのでいずれかのモードを選択してサインデータを作成することとなる。
「文字入力」では、Santek EZ Sign 4.2の画面(400×300ピクセル)を水平に何段に分割するかをまず選択する。1段(分割無し)~1:2:1(3分割)まで、6種類から選択可能。本タイトルの最初に出てくる「会議中」のサインは2:1の2分割の例だ。分割方法が決まったらフォントデザインと文字色(赤・黒・白)と背景色(赤・黒・白)を選択して任意の文字を入力する。
今回は1:2:1の3分割で「ASCII JP 連載・T教授の戦略的衝動買い・第801回」を文字色・背景色を変えて作ってみた。そしてデータができあがったら、アプリの画面右下にある「データ書き込み」をクリックすると、画像データがUSBケーブルで繋がったSantek EZ Sign 4.2に送り込まれる。転送が完了すると自動的に表示される。
ここでの注意点はSantek EZ Sign 4.2の電源ボタンを先に長押しして、電源オンにしておかないと転送エラーが発生してしまうこと。必ずUSB Type-Cポート上のLEDランプが、青になっていることを確認しよう。LEDランプは充電中は赤、充電終了が緑となる。
画像入力(グラフィック系)も基本は同じだ。画面サイズが4:3の固定なので3:4比率のポートレイト写真などを読み込むと圧縮され上下が潰れた画像となるので、ランドスケープ型(横型)の4:3の画像が望ましい。
画像入力画面では赤~黒、白~赤の変更スライドバーが表示される。このバーを左右にスライドさせて赤・黒・白の3色のバランスを取って最終画像を決定することとなる。アプリの「画像選択」ボタンをクリックして任意の画像を読み込み、まずはモノクロスキャンイメージの画像を作ってみた。
続いて今度はスライドバーを極端な赤・白にセットすると白黒同様の分割で、黒の部分が赤に変化する。要は白い部分にどれだけ赤みを出すか、黒い部分にどれだけ赤みを出すかをスライダーバーで調整して、お気に入りのバランスを見つけるイメージだ。納得のいくバランスになればデータ書き込みボタンをクリックすることで、目的の画像がSantek EZ Sign 4.2のメモリに書き込まれる。
書き込まれた文字や画像の5画面は、本体側面のボタンを一度押しでフォワード(進む)、2度押しでバックワード(戻る)ループ操作となる。いずれの場合も画像の切替(描き替え)には実測で28秒前後が必要だった。
今のところ、筆者は当初の予定通りに「原稿 明日締め切り」という、自分に向けてのアラートサインを作り毎週活躍している。自宅での使用だけでは「会議中」や「ON AIR」という場面はまずないので、そのスペースを何に使うか考え中だ。面白い使い方が見つかれば今後SNS上で公開したいと考えている。
今回の衝動買い
・アイテム:「Santek EZ Sign 4.2(SE0420A1)」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:6880円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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