夕日を望む絶景ビーチも話題の青森市「浅虫温泉郷」でオフを満喫♪

文●越智龍二 イラスト●サタケシュンスケ

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 青森県のほぼ中央に位置し、八甲田連峰や陸奥湾などの雄大な自然に恵まれた青森市。その自然が育むリンゴやカシス、ナマコ、ホタテなどの農水産物が名産です。日本を代表する火祭りとして知られる夏の「青森ねぶた祭」を終え、リンゴの収穫が始まった街は、雪が降り積もる長い冬を前に快適で過ごしやすい秋を迎えています。

 八甲田の火山の名残もあり、いたるところで温泉が湧く市内には、数多くの温泉や銭湯が点在。自家源泉を持つ温泉銭湯も豊富で、“温泉天国”とも呼ばれています。そこで今回は、陸奥湾を望む市内北東部の海沿いに位置し、1200年以上の歴史を誇る「浅虫温泉郷」をご紹介。海に沈む夕日の絶景が楽しめると、SNSなどで話題のスポットです。

海も山も温泉も楽しめる魅力てんこ盛りの“東北の熱海”

 青森駅から車や電車で約30分、夏泊半島の基部海沿いにある「浅虫温泉郷」は、“東北の熱海”とも呼ばれる県内でも有数の温泉郷です。平安時代に慈覚大師(円仁)によって発見されたという温泉は開湯1200年を超える歴史があり、最近では陸奥湾に沈む夕日を眺めながら身も心も癒される絶景スポットとしても話題になっています。温泉の泉質は弱アルカリ性で、メタケイ酸含有量が131.6mg/kgにもなる「美肌の湯」。肌触りのまろやかな温泉水を使ったフェイシャルエッセンスマスクもおみやげとして人気があります。約10軒の宿がある温泉街には、日帰り湯や足湯が楽しめる施設のほか、バーカウンターがあるクラフトビールの醸造所、山盛りのマグロ丼が有名な名物食堂など人気のお店が並び、情緒あふれる街をのんびり巡るのもおすすめ。また、約600~700万年前の火山活動によって作られた街のシンボル、湯ノ島が浮かぶ陸奥湾での海水浴やSUP、カヤック、釣りのほか、浅虫ダム周辺での森林浴やトレッキング、ホタル観賞など、1年を通して海や山でのレジャーを楽しめるのも魅力の一つです。この秋は、若手漁師と一般消費者との婚活イベントなどが行われる「第1回 あおもりの漁師祭」(10月13日(日))、おいしいパン屋さんが集結する「浅虫パンとコーヒー祭り ゆ~さ浅虫クラフト縁日」(10月13日(日)・14日(月))などの楽しいイベントも多数開催されます。

浅虫温泉郷

DATA
住所:青森県青森市浅虫
電話:017-752-3250(浅虫温泉観光協会)
https://www.asamushi.com/

 市内の八甲田エリアは、写真映えする紅葉スポットとしても有名。八甲田ロープウェーや城ヶ倉大橋などでは例年10月中旬頃まで大パノラマの紅葉が楽しめ、10月下旬には紅葉と新雪の競演が見られることも。八甲田の絶景を眺めながら名湯を満喫できる温泉宿もあるので、こちらもチェックしてみてください。

※紅葉の時期は例年のもの。詳しくは、お出かけ前にご確認ください。

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