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AMD、電力効率と性能を両立するEPYC Embedded 8004シリーズを発表

2024年10月02日 09時45分更新

文● さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 AMDは、10月1日、高負荷なワークロードに対応する計算集約型の組み込みシステム向けに、優れた性能と電力効率を両立したEPYC Embedded 8004シリーズを発表した。

 新たに発表されたEPYC Embedded 8004シリーズは、卓越した性能、効率性、接続性などを備え、電力効率と高いパフォーマンスを重視する組み込み市場において、業界トップクラスの製品力を提供するという。8004シリーズは、ネットワーク機器やストレージ、産業機器など過酷な環境や高温の状況にも耐えられる設計だ。

 Zen4cコアの強みを最大限に活かした8004シリーズは、コア密度と電力効率に優れたパフォーマンスを実現している。前身のZen3c世代と比較して、電力あたりのパフォーマンスが最大30%向上し、同社のEPYC Embedded 9004シリーズよりも本体が20%小型化されているという。また、高速I/O接続と広帯域メモリを組み合わせてエネルギー効率を向上させることで、データ集約型ワークロードをサポートする。

 8004シリーズは、最高レベルのデータ転送機能、高いシステムの稼働率、そしてデータ保持への高い信頼性を提供する設計となっている。そのため、データセンターや通信インフラ、産業機器などの多様なアプリケーションにおいて優れた性能を発揮することが期待されている。

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