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映画業界に衝撃 ジェームズ・キャメロン監督、画像生成AI「Stable Diffusion」開発元の取締役会に

2024年09月25日 07時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 9月24日、ハリウッドの巨匠ジェームズ・キャメロン監督が、AI企業Stability AIの取締役会に加わることが発表された。

 キャメロン監督は、「ターミネーター」や「タイタニック」、「アバター」シリーズなど、革新的な視覚効果を駆使した作品で知られる映画界の先駆者。30年以上前からCGI技術の最前線に立ち、常に最先端の技術を追求してきた。

 Stability AIは画像生成AIモデル「Stable Diffusion」を開発した企業。Stable Diffusionは発表から2年で1億5000万回以上ダウンロードされ、画像生成AIの代名詞となった。

 キャメロン監督は、生成AIとCGI画像制作の融合を、映画産業に革命をもたらす「次の波」だと表現した。この技術の組み合わせにより、アーティストたちがこれまで想像もできなかった方法で物語を語ることができるようになると期待を寄せている。

 一方、Stability AIのプレム・アッカラジュCEOは、キャメロン監督の参加を「AIの業界全体にとって記念碑的な声明」と評し、彼を「未来に生きている」と表現している。

 映画業界では、AI企業との提携が増加しており、先週には配給大手のライオンズゲートがRunwayと提携を発表している。AI技術は、ハリウッドの俳優や脚本家たちのストライキの一因ともなっており、業界全体に大きな変革をもたらす可能性がある。

 

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