サムスン電子の新しいウェアラブルデバイス「Galaxy Ring」が海外で発売になった。指輪の形状をしたスマートリングと呼ばれる製品だ。どのような機能があるのか、実際に購入して使ったので、使用感をレポートする。
3色9サイズ用意されたGalaxy Ring
Galaxy Ringは指輪サイズの本体に、バッテリーと生体センサーやモーションセンサーを内蔵した製品だ。本体のサイズは幅が7mm、厚みは1mm前後。指の太さに合わせ、9種類のサイズが販売されている。なお、指のサイズは指輪の5号から13号までとなる。本体の重量はサイズによって異なり、2.3~3.0gが用意される。
Galaxy Ringは人差し指、または中指に装着することが推奨されている。リングの内側にはセンサーが見える。センサーはリングの内側で、わずかに出っ張っているが、指に装着してその出っ張り部分の当たりを感じることはない。
センサーが出っ張っていることで心拍数など生体データをより正確に計測できるわけだ。センサーはむき出しに見えるが表面は透明な樹脂素材でしっかりカバーされている。
Galaxy Ringの断面形状を見ると、わずかに中央側がくぼんだ形状となっている。そのためGalaxy Ringをはめながら、ほかの指で触れても指先が強く当たるような感じはない。センサーの裏側には筋状の出っ張りがあるが、この部分を指先の下側に向けてGalaxy Ringを装着する。
内側のセンサーは指先から取り外したときに数秒点滅する。緑色はバッテリー残量が15%以上、赤になるとそれ以下だ。Galaxy Ringのバッテリー残量は充電台とアプリケーション、それぞれからも簡単に確認できる。
Galaxy Ringを買う前に指先のサイズを測定するためのサイズキットも別売されている(販売国による)。Galaxy Ringと同サイズのダミーのプラスチック製リングのセットで、5号から13号が揃えられている。Galaxy Ringは一般的な指輪と同サイズだが、幅がやや広いため、実際に装着して自分にフィットするサイズを計測できることができるのだ。
Galaxy RingはIP68の防水防塵に対応している。プールや海水の海の遊泳など、水深の浅いところでの利用は問題ないが、ダイビングなど水圧が高くなるアクティビティーには適していない。
本体のバッテリー容量はサイズによって異なり、5号から7号サイズは17mAh、8号から11号は18.5mAhでそれぞれ最大6日間使用可能。12号と13号は22.5mAhであり最大7日間利用できる。
バッテリー残量もわかる充電台が便利
Galaxy Ringに付属する充電台は透明な立方型のもので、ファッションアイテムとして使うことも意識した美しいデザインだ。透明なので本体上部から見るとGalaxy Ringが入っているかどうかもわかる。本体を開くとGalaxy Ringがしっかりと固定・収納されていることがわかる。
このため充電台はGalaxy Ringの各サイズごとに専用品となっている。つまりサイズ違いのGalaxy Ringを、別のサイズの充電台で充電することはできない。旅先などで万が一充電台を忘れていた時、ほかのユーザーの充電台を借りるにしても、同じサイズのGalaxy Ringを持っている人を探す必要があるわけだ。
充電台にも361mAhのバッテリーが内蔵されており、充電台にGalaxy Ringを乗せるだけで充電できる。Galaxy Ringの充電時間はカタログ値では80分とのこと。充電台の内蔵バッテリーの充電は背面側のUSB Type-C端子または底面のワイヤレス充電から行なう。
Galaxy Ringをセットした状態で充電台のフタを開けると、リングの周囲をLEDライトが一周して点灯してから常時点灯表示となる。この常時点灯されている部分がGalaxy Ringのバッテリー残量だ。満充電であればLEDライトは全周点灯となる。写真は40%程度充電されている状態。
Galaxy Ringを外した状態で充電台のフタを開ければ、充電台のバッテリーの残量がわかる。このあたりはなかなかうまく作られていると感じるところだ。
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