部屋が狭い日本家屋仕様になったピラーレスケース、自作初心者にもオススメ!
ピラーレスだがコンパクト、価格もお手頃なCORSAIRのPCケース「3500X」が完成度高い!
2024年08月07日 11時00分更新
続いて、電源を装着。今回用意した「RMx White Series RM850」は、ケースに装着しても、コネクター部分が手前に見えるようになっている。そのため、ケースに組み込んだ後でもケーブルの着脱が用意。ケースの話ではないが、これにはドリブル松永も「この電源、ケーブルの着脱が楽ですね。以前自作しているのを見たとき、ケーブルを後から追加するのが大変そうでしたが、これはそうじゃないんですね」と感心していた。
続いて、ケースファンを取り付ける。電源ボックスの上に120mmファン×2を装着。ここでCORSAIRの「iCUE LINK」の説明をすると「え、通常は各ファンごとにケーブルを連結させたり、マザーボードに接続しなくちゃいけないんですか? 初めての自作なので、これがスタンダードだと思ってました……。次回自作に挑戦するときは、こんなに楽じゃないかもしれないんですね。どうしよう……」とぼやいていた。
そして、各種ケーブルをマザーボードのマニュアルを見ながら取り付け。3500Xでは、自作では個人的には一番小さくて厄介だと思っているフロントパネルのコネクターが、ひとまとめになっている。1つ1つ小さなコネクターを差していく必要がないのは、とてもありがたい。ドリブル松永も「これ、以前見ていて厄介だなと思っていましたが、まとめてあるとかなりありがたいですね」と、ホッとしていた。
また、RMx White Series RM850に付属しているケーブルはすべてホワイトで統一されている。マザーボードやCPU、ビデオカード用のケーブルが白いと、ケースのカラーと合っていてとてもいい。また、マザーボード周辺にはファンをとおす隙間がしっかりと確保されているのもポイント。
ケースによっては、「ここからケーブルが通すことができれば楽なのに……」と思うものもあるが、3500Xはそんな心配も無用。太い電源ケーブルも難なく裏から持って来ることができたので、ケーブルマネージメントもしやすかった
ちなみに今回、マザーボード横の3連ファンと底面のファン1機、電源ボックス上の2基のファンと背面ファン、ラジエーターをiCUE LINKで接続させている。今回試した3500Xは最初からiCUE LINKのシステムハブが1つ付属していた。システムハブは1チェンネルあたり最大7つのデバイスを、最大14のデバイスが接続できるため、計10個のファンはすべてこのシステムハブ1つで接続することができた。
この10個のファンは専用ソフトウェア「iCUE」でRGBのカスタマイズが可能。単色にしたり、エフェクトを変えたりして、好みの光らせ方ができる。