Stability AIが8月2日(現地時間)、1枚の画像から高速に3Dアセットを生成できるAI技術「Stable Fast 3D」を発表した。7GB VRAMのGPUを搭載したマシンでは、わずか0.5秒で3Dアセットを生成できる。
We are excited to introduce Stable Fast 3D, Stability AI’s latest breakthrough in 3D asset generation technology. This innovative model transforms a single input image into a detailed 3D asset in just 0.5 seconds, setting a new standard for speed and quality in the field of 3D… pic.twitter.com/DLV7fLpjB3
— Stability AI (@StabilityAI) August 1, 2024
Stable Fast 3Dは、2024年3月に同社がリリースしたモデル「TripoSR」をベースに、アーキテクチャーの改善と機能強化を施したもの。生成される3Dアセットには、UV展開済みのメッシュ、マテリアルパラメーター、ライトベイク(光の効果を事前に計算して組み込む処理)が少ないアルベドカラー(物体の固有色)などが含まれる。処理時間を100〜200ミリ秒増やせばリメッシングも可能。
Stable Fast 3Dは、Stability AI Communityライセンスのもと、HuggingFaceでリリースされている。Stability AI APIやStable Assistantチャットボットでも利用可能だ。
同技術はゲームや映画制作におけるプロトタイピング用途を始めとして、Eコマース向けの3Dモデル作成やAR/VR向けの高速モデル生成など幅広い用途が期待されている。