パソコンショップSEVENの「ZEFT Z52LI」についてインタビュー

LianLiのケースにファン10基！ 超映えるが組立はかなり面倒、ならBTOPCでプロに任せよう

LianLi O11D EVO RGB Blackを煌びやかに光らせる特別仕様

ピラーレスケースなので、正面からもケース内部が確認できる

──本日はよろしくお願いします。LianLi O11D EVO RGB Blackを採用した理由を教えてください。

中嶋 孝昌氏（以下、中嶋氏）：弊社でもピラーレスケースは人気で、とくにNZXTの「H9 ELITE」が人気なのですが、弊社での取り扱いはホワイトモデルのみとなっています。このサイズでブラックもとは考えましたが、H9 ELITEは結構上品にそこまで光らせない構成が人気で、せっかくピラーレスなんだから、煌びやかに光らせるモデルがあってもいいのではと考え、LianLi O11D EVO RGB Blackの採用に至りました。

──LianLiのO11Dは複数モデルがありますが、LianLi O11D EVO RGB Blackを採用した理由はありますか？

中嶋氏：ケース天面もガラスパネルが採用されたモデルなどもあるんですが、今回はケース内の上部にもファンを搭載したかったので、このモデルにしました。また、上下にライン状のARGBライトを搭載しています。数あるピラーレスケースのなかでも特徴的で、我々が面白いなと感じた部分でもあります。

──今回用意してもらったモデルは、特別仕様なんですよね？

真重 翔氏（以下、真重氏）：思い切り光らせるというコンセプトの特別仕様は、直近ではCooler Masterの「HAF700」を採用したモデルをご用意させていただいていました。標準構成だと複数個所ファンを取り付けられるスペースが空いているんですけど、そこにファンを追加して埋めています。そのぶん価格は上がるのですが、HAF700のときもこの特別仕様モデルが人気だったので、今回のモデルでも特別仕様を用意させていただきました。

──特別仕様だとファンの数が増えるんですね。

真重氏：そうですね。天面以外、底面とマザーボード横と背面、計７基のARGBファンを搭載した仕様です。天面は水冷クーラーを搭載いたします。360mmサイズであれば、水冷クーラー付属ファンが3基の搭載で全部で10基、このケースに搭載できる最大数となります。水冷ファンをケースファンと同じにして揃えたいという場合は、特別仕様モデルからケースファンをさらに3つ追加してもらえば可能で、今回ご用意したPCも統一感をみていただきたく、そのカスタマイズをしています。外したラジエーターファンは、外した状態でお送りします。

特別仕様＋360mm水冷搭載で最大までケースファンを搭載、水冷クーラーのファンをケースファンと同じものにカスタマイズで変更

マザーボード横にも3基ある

──ファンもキレイですね。

中嶋氏：今回の特別仕様のために採用したファンです。すべて120mmで軸はもちろんリングは表裏どちらからも光っている部分が見えるのが贅沢ですね。加えて、横が空いているのでサイドからも見えます。加えて、光り方がLianLiのRGBと似ているというのも、採用した理由の1つになります。

Cooler Masterの「MasterFan MF120 Halo2」。横が空いているのでサイドからも光が視認できる

──標準モデルはファンは付いていないんですか？

中嶋氏：ゼロでは出荷できないので、今回搭載のファンではありませんが、3基は付けます。

──ケースについて気に入った部分はありますか？

真重氏：強化ガラスは4ミリ厚なんですけど、手が痛くないようにしっかりと加工されているほか、サイドパネルは簡単に外せるようになっているので、パーツの変更やメンテナンスは楽です。ガラスケースって中が見えるので、より定期的にメンテナンスしたい方も多いと思います。そういった方にとっては、うれしい仕様だと感じます。

インターフェースもサイドに配置されている

ガラスパネルやボタン配置など、細かい配慮がうれしいと話す真重氏

──メンテナンスしやすいのはありがたいですね。

真重氏：また、電源スイッチが前面についているんですけど、ほかのスイッチは横に配置してあります。パソコンを使う人はほぼ毎日電源ボタンを押すと思うんですけど、ほかのボタンと一緒に配置されていたら、押し間違えることもあるんじゃないかなと。そのため、電源ボタンだけ独立した場所に配置されているのは、個人的にとても好印象です。

──細かいところも考えられたケースなんですね。ビデオカード、LianLiのRGBケーブル2種、水冷搭載ファンがカスタマイズオプションですか。

電源ケーブルにLianLi製を採用。こちらはカスタマイズオプションとなる

ビデオカードのケーブルも。こちらもオプション

中嶋氏：そうです。

──ここまで光らせているモデルであれば、最初からケーブルもLianLiにする人も多い気がするのですが、こちらをカスタマイズオプションにした理由はありますか？

中嶋氏：確かにこの構成ですと、ケーブルも変えたいというお客様も多いと思いますが、価格もそれなりにしますのでそこは別にいらないという方もいらっしゃると思います。弊社のBTOカスタマイズでは、価格を下げるための引き算もできるような仕様にはなっていますが、引き算が多くなりすぎると（カスタマイズの）画面が複雑になってしまいます。お客様が混乱されないように、そこは選びたいお客様が追加でカスタマイズしていただいたほうが、わかりやすいかなと思い、追加オプションとさせていただきました。