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TVアニメ第2期も人気を博した「無職転生」が家庭用ゲームに登場!

『無職転生QoM』知られざる魔大陸編のお話はファン必見!戦闘は厳しめなので本気だそう【Steamゲームレビュー】

2024年07月01日 13時00分更新

文● Zenon/ASCII

アニメや原作にはないオリジナルの一枚絵。現代日本から異世界転生した主人公ルーデウスの知られざる冒険がここに描かれる

 TVアニメ「無職転生」を元にした家庭用ゲーム機向けRPG『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ Quest of Memories』。販売はブシロードゲームズ、開発は「世界樹の迷宮」シリーズなどを手掛けるランカースが担当している。

 対応プラットフォームはPlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)で、2024年6月20日より好評発売中。価格はパッケージ/ダウンロード版ともに6380円となる。

 今回はブシロードゲームズよりPC(Steam)版のコード提供を受けたので、そのレビューをお届けしよう。

【目次】

・一人称視点で進むダンジョンRPG
・ロキシーが可愛いくて進めたくない病に
・オリジナルストーリーが面白い!
・【まとめ】今後の展開にも期待!

TVアニメ1期の「魔大陸編」から物語はスタート。ストーリー部分の会話はほぼフルボイスだった

主人公のルーデウス(魔術師)、教え子のエリス(剣士)、引率のルイジェルド(戦士)という3人パーティーで冒険が始まる

ルーデウスの冒険がひと段落すると、彼の師匠であるロキシーを操作して食堂を手伝うSLGパートも挿入される

●一人称視点で進むダンジョンRPG

 ゲームの目的は、「転移事件」で危険な土地(魔大陸)へワープされてしまったルーデウスとなって、冒険者で路銀を稼ぎながら安全な大陸へ帰ろう、というもの。基本的な流れは以下の通り。

①街で依頼を受ける
②ダンジョンへ向かって依頼をこなす
③新たな依頼が出るのでこなす
④イベントが起こって次の街へ進む

 ダンジョンは一人称視点で進む形式で、歩いたところからオートマッピングされていく。別にすべて埋める必要はないが、「踏破率」が表示されていると100%を目指したくなるのは冒険者の性(さが)というものだろう。

 水平移動(横歩き)や振り返らずに後ろへ移動ができるほか、一度進めば二度目は奥へ進むのが楽になるショートカットも各所に用意。メニュー画面でダンジョンからワールドマップへいつでも脱出できる機能も便利だった。

ダンジョンは複数のエリアに分かれている場所も。触れれば全回復するセーブポイントや素材収集ポイント(一定時間で復活)などがあり、一度訪れればマップのアイコンで位置がわかるようになっている

 バトルはランダムエンカウント方式で発生し、パーティメンバーのステータス上部に表示された「タイムラインゲージ」が右端に到達したキャラクターから順に行動していく。スキルごとに速度が異なるので、なかなか戦略的だと感じた。

赤→黄→青の順にゲージを進み、青に触れるタイミングで行動を選択。右端に到達すると攻撃などが発生し、スキルに設定された速さに応じてゲージ左へ移動する

敵が赤いゲージにいる時に攻撃を当てると、2倍ダメージが入るので積極的に狙いたい。逆にこちらが赤いゲージのところで敵の攻撃を受けると、一気にピンチになることも

 戦闘中に溜まっていくBOOSTゲージ(HP/SPバーの右にある円形のゲージ)を消費すると、スキルの即時発動や威力向上も可能。次の戦闘には持ち越さないため、使ったほうがお得。

 また、演出をカットする倍速機能があり、戦闘のテンポは◎。ただ、AUTOバトル機能は中盤以降、敵が強くなってきたため使わなくなっていった。雑魚戦ですらスキルを駆使しないと倒せないのは、賛否が分かれそう。

画面右上に表示されているのが倍速機能(3段階)とAUTO機能。オートバトルはスキルを使わず通常攻撃だけで戦うので、少々使いづらい(作戦などがあれば良かった)

●ロキシーが可愛いくて進めたくない病に

 チャプター2のルーデウスの冒険がひと段落すると、彼の師匠であるロキシーのパートへ移る。転移災害で行方不明となった弟子を探すため、はるばる魔大陸まで来てくれた優しい人物だ。

泊まっていた宿が経営不振のため、ロキシーがひと肌脱ぐことに

 ここで発生するシミュレーションゲームは昼の部と夜の部に分かれ、提供するレシピを決めて開店したら基本見守るだけのものとなる。

レシピは同じものを使い過ぎるとお客に飽きられてしまう。また、昼は食事で夜は酒といった風に喜ばれやすいレシピ傾向もあるので、使い分けが重要となる

 設定された目標を達成するとクリア(初回時は店の評判を★2にすること)。ほかのゲームにあるような、来店したお客の注文を覚えたり、適切なテーブルに指定の料理を持っていくといった要素はない。

 ここでできるのは、客に求められていそうなレシピを決めることと、お客が来るたびに溜まるポイント(WP)を使って「呼び込み」や「食材補充」などをすることの2点だけ。忙しく頭を回転させる必要はないので、ちょこまか動くミニロキシーを眺めて癒されよう。

特定のキャラクター(仲間)が来店すると会話が発生することも

 最初の回はチュートリアルなのでやれることも少ないが、2回目以降はダンジョンに行ってレシピを探す必要がある。客が喜ぶレシピを用意し、効率的に目標の達成を目指そう。

呼び込みすると来客数が一気に増加。食材の残数に気を付けよう

うーん、ロキシーの給仕服姿……眼福ですな。ロードしてもう1回やろっと!

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