Silent-Master NEO Z790/D5をレビュー
14900KF&RTX 4070 SUPERの静音ゲーミングPCはFFXIV: 黄金のレガシーでも快適4Kプレイ!?
2024年05月03日 10時00分更新
14900KF&RTX 4070 SUPERなので総合性能も当然優秀
高性能な静音PCとなれば、ゲーム以外の目的でも使いたくなるだろう。そこで、総合性能を測れる2つのベンチマークテストを試してみた。まずは定番の「PCMark 10」から。
アプリの起動時間やビデオ会議、ブラウザーの利用といった一般用途での性能を見る「Essentials」に、表計算やワープロといったオフィス利用での性能を見る「Productivity」。動画や写真編集、レンダリングといったクリエイティブ用途の性能を見る「Digital Content Creation」といった、3つのサブスコアーにも注目したい。
総合スコアーはギリギリ1万には届かなかったものの高レベル。サブスコアーも軒並み高く、どんな用途でも快適に使えるだけのポテンシャルがある。
お次は「CrystalMark Retro」。こちらは総合(All)のほか、CPUやストレージ、GPUの個別性能もスコアーで示してくれる。
総合は32578スコアー。ストレージは同じで、Ryzen 5 8600G&GeForce RTX 4060構成のPCの総合スコアーは21449だったので、かなり優秀と言える。自分のPCとの性能比較に役立ててほしい。
まとめ:静かに使える高性能ゲーミングPCが欲しい人は必見
今回の試用機材は14900KF&RTX 4070 SUPERとかなり高価な構成(約38万円)にしたが、標準構成(14600K&RTX 4060 Ti)なら28万円弱になる。正直、その構成でも多くのゲームタイトルを快適かつ静かに遊べるはずだ。
空冷クーラーの静音PCだと、「ふだんは静かだけど、高負荷時はうるさくなるやつでしょ?」と勘繰る人もいるだろう。しかし、Silent-Master NEO Z790/D5なら、高負荷時でも図書館よりも静かに運用できる。
特にサイコムの独自ビデオカード「Silent Master Graphicsシリーズ」は、高負荷時でも動作音がほとんど大きくならない。これだけ静かであれば、同居人に迷惑がかかることもないだろう。気遣いフリーで使える高性能PCを探している人にオススメしたい1台だ。