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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第58回

【鉄板&旬パーツ】3GB/秒の爆速外付けSSDを自作できるAOTECHのUSB4エンクロージャー

2024年05月06日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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エンクロジャーと相性が良いWestern Digital

 過去に試してきたエンクロージャーで、不安なく使えているのがWestern Digital製のNVMe SSD。今回のテスト環境とは異なるが、以前ZIKE「ZikeDrive」で計測した際にリード3800MB/秒、ライト3100MB/秒を発揮したのは「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」だった。

 テスト環境が異なるため、今回は3800MB/秒には届かなかったが、「AOK-M2NVME-USB4」でもしっかりとパフォーマンスを発揮しており、「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」でリード3100MB/秒、ライト2900MB/秒。PCIe3.0×4、DRAMキャッシュレスの「WD Blue SN570 1TB」でも、リード3100MB/秒、ライト2600MB/秒を出している。

CrystalDiskMark 8.0.4の結果。Western Digital「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」

「WD Blue SN570 1TB」

 Windowsでの書き込みキャッシュ設定が必要になることもあるが、USB4接続で不安のないパフォーマンスを発揮したエンクロージャー「AOK-M2NVME-USB4」。試しに2000MB/秒に迫る転送速度を発揮するUSB 3.2 Gen2×2ポートでも使ってみたが、なぜかライトが100MB/秒を切ってしまった。

 USB4コントローラーの「ASM2464PD」は、USB 3.2 Gen2×2に対応しており、実際、ZIKE「ZikeDrive」では2000MB/秒台を発揮していた。今回のテスト環境が要因かも知れないが、USB 3.2 Gen2×2でも使う人は要注意だろう。

警告は出るが、USB 3.2 Gen2やGen2×2のパフォーマンスは発揮するはずなのだが……

「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」を使って計測したが、USB 3.2 Gen2×2接続では、ライトパフォーマンスがとんでもない数値に

10Gbps対応のUSB 3.2 Gen2では、1000MB/秒台のパフォーマンスをちゃんと発揮した

ちなみに同じ「ASM2464PD」を採用したZIKE「ZikeDrive」では、USB 3.2 Gen2×2のパフォーマンスを発揮していた

macOSでも実力を確認

 続いては、Mac環境でも試していこう。MacはmacOSのバージョンや、フォーマットでパフォーマンスが異なってくることが多々ある。ここではmacOS Sonoma 14.4.1を導入したM1 MacBook Air(2020)と、macOS Ventura 13.6.6を導入しているM2 Pro Mac mini(2023)で試した。フォーマットはAPFSで、ベンチマークは「Blackmagic Disk Speed Test」と「AmorphousDiskMark 4.0.1」を使用した。

 なお、「AmorphousDiskMark 4.0.1」を、macOS Sonoma 14.4.1で使用するとライトパフォーマンスの結果がかなり落ち込んでしまった。macOS Ventura 13.6.6では問題なかったので、macOSあるあるのバージョンによる不具合だろう。

M1 MacBook Airには、最新macOSのSonoma 14.4.1を導入している

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