macOSの起動も大丈夫! 最安価格帯のUSB4エンクロージャーで
爆速外付けストレージを作ろう
ストレージ容量のアップが注文時のCTOのみになるMacや、M.2拡張スロットを備えていないノートPCなどのストレージ容量を増やす方法として、まず誰でも思い浮かべるのが、外付けのUSBストレージだろう。
手軽に扱えるが、速度は多くのデバイスが備えるUSB 3.2 Gen2(10Gbps)で、リード・ライトは1000MB/秒台と、最近のNVMe M.2ストレージとしては物足りないところ。ところが、そんな物足りなさを感じることなく、ストレージを拡張できるのが、USB4/Thunderbolt 4ポートを備えたPCだ。
USB4の外付けストレージを自作できるエンクロージャーは、2023年1月にIndiegogoでクラウドファンディングがスタートし昨年8月ごろから届けられはじめたZIKE「ZikeDrive」を皮切りに、徐々に増加している。いまではAmazonから簡単に購入できるようになっているうえ、昨年末にはバッファローがUSB4ポータブルSSDの「SSD-PEU4A」シリーズを発売している。
そんなUSB4ストレージ事情のなか、今回目を付けたのが実売価格1万2800円前後というエンクロージャーとしては最安価格帯になるAOTECH(アオテック)「AOK-M2NVME-USB4」になる。PCIe4.0/PCIe3.0×4 NVMe M.2 SSDと組み合わせれば、3000MB/秒台のパフォーマンスを発揮し、持ち運びも容易な外付けストレージが完成する「AOK-M2NVME-USB4」の実力を試してみることにした。
安価でシンプルだが冷却面や取り付け行程などに不満なし
Windows、macOSともにメーカー公称値で最大で3800MB/秒台のパフォーマンスを発揮するだけでなく、軽快に持ち歩きできる40×105×16mmのコンパクトサイズに、高発熱なNVMe SSDをファンレスで冷やすアルミ素材と、ヒートシンクフィン構造を採用したボディ。さらにツールレスで着脱できるカバーと、価格以外の面も十分な魅力を備えている。

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