EverSolo「DMP-A8」
海外で据え置きのネットワークプレーヤーの人気が高いEverSoloは新製品「DMP-A8」を展示した。日本でもブライトーンが取り扱うというアナウンスがあった。Androidを搭載することでApple MusicやAmazon Musicの再生が可能。プレーヤー機能だけではなくDACやプリアンプとしても使えるワンボックス製品だ。海外ではFiiO「R7」「R9」のような立ち位置で扱われることも多いようだ。
Schiit「Midgard」
日本で導入される見込みは低そうだが、興味を引いたのがSchiit Audioのヘッドホンアンプ「Midgard」だ。私も個人輸入したことがあるブランドだが、低価格で高性能の製品を開発するブランドとして、アメリカで人気が高い。Midgardは219ドルという価格破壊的な低価格に加え、HALOトポロジーという増幅のフィードバックループに関する新技術を導入している。製品紹介動画の中でも「買うのに悩む必要はない」と太鼓判が押されている製品だ。
新世代ヘッドホンのOAE1やMEMSスピーカーにも関心が
元ゼンハイザーのアクセル・グレル氏による新世代ヘッドホン「OAE1」も製品に近いバージョンが展示されたようだ。グレル氏自身によって、500ドル前後と筆者の想像よりもかなり低価格になることが明らかになった。試聴コメントは、いまだ賛否両論あるようだ。独特のドライバー配置による設計のため、聞えに個人差があるのかもしれない。
MEMSスピーカー搭載モデルとしてはCreative Technology「Aurvana Ace」に注目が集まっていたようだ。アメリカではNoble Audio「FALCON MAX」が出ていないことも関係しているかもしれない。Creative製品は、マニアックなユーザーの集うHead-Fiで取り上げられる機会は少ないが、アメリカでもMEMSスピーカー技術に注目が集まってきていることの表れだろう。
過去最大規模のCanJamになったということだが、会場が騒がしいという声も多く見受けられた。洋の東西を問わず、イベントの会場運営にはむずかしさがあるようだ。紹介した新製品が日本でも早く試せることを期待したい。
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