「ZEFT Z48AP」のコダワリや魅力について聞いてきた

電源ケーブルもホワイト！ 色統一への情熱がスゴイBTOPC、高性能かつコンパクトなのも魅力

ポイントは「ホワイトで統一」と「コンパクトに収める」

──今日はよろしくお願いします。今回のZEFT Z48APはどのようなコンセプトのPCなんでしょうか？

中嶋 孝昌氏（以下、中嶋氏）：ZEFT Z48APは2つのコンセプトに基づきご用意いたしました。1つは“白色”です。ケースはもちろんのこと、CPUクーラーやビデオカードに留まらず、マザーボードや電源ユニットまで白色で統一しています。もう1つは、フルタワーのような大型ではなく、比較的扱いやすい小型サイズに収めることです。

コンパクトで白いことを意識して用意されたゲーミングPCのZEFT Z48AP

──そこで白羽の矢が立ったのが、ASUSの「Prime AP201 Tempered Glass」（以下、Prime AP201）ということですね。

中嶋氏：はい。このPrime AP201は、33リットルサイズの小型ケースなのですが、最長で180mmサイズの電源ユニットや、338mmまでのビデオカード、それに360mmサイズのラジエーターを搭載可能など、ハイエンド向けのパーツでも十分なレイアウトを確保できる点が魅力のケースです。

真重氏：ZEFT Z48APは、サイズはさほど大きくありませんので、やはり机上に置くことを想定して開発しました。Prime AP201の側面は強化ガラス製で内部が見えるタイプですので、内部を白色のパーツで統一しています。とはいえ、ただ白いというわけではなく、弊社としては性能面で妥協はしたくありませんので、高性能を確保しました。

ZEFT Z48APの正面の用意。フロントパネルの上部に各種インターフェースが用意されている

──Prime AP201を御社で取り扱うのは初めてですか？

中嶋氏：Prime AP201についてですが、弊社ではサイドパネルが強化ガラスではないスチール製のモデルを取り扱っていました。のちに今回ご用意したサイドパネルがガラスになった製品が発売されました。ガラスパネルがあったらいいなと思っていましたし、弊社は中が見えるケースの人気が高いこともあったので、すぐ採用を決めました。

真重氏：今回のZEFT Z48APでは、サイドパネルが強化ガラスになりましたので、よりゲーミング用途を意識したモデルです。ファンやマザーボード、それにビデオカードに用意されたLEDを白色に統一してもいいですし、蛍光色に設定して内部をライトアップするのも面白いと思います。

ZEFT Z48APの内部の様子。ケースだけでなく内部も白色で統一されている

──白色のケースを選ぶ人ならではの傾向などありますか？

中嶋氏：そうですね、水冷クーラーを白色にされるのがもっとも多い組み合わせです。それと同じくらい、もしくは次に多いのが光るメモリーです。電源やビデオカードは多くありませんが、少しずつ増えてきています。

──このZEFT Z48APは、LEDが多く点灯するものの、あまり派手なイメージではないですね？

中嶋氏：今回は白色であることを重視していますから、LEDがそれほど主張し過ぎないように配慮しました。もちろん、ゲーミング用途で派手なイルミネーションを好まれる方もいらっしゃいますが、今回はZEFT Z48APは、それよりは多少落ち着いた存在感を放つモデルといっていいと思います。

LEDを点灯させた様子。LEDが主張し過ぎず、それでいて白色であることがしっかり強調されている

──このサイズで360mmサイズのラジエーターを搭載しているのは、かなり詰め込んだ感がありますね。

中嶋氏：とはいえ、見ていただけると分かるとおり、ZEFT Z48APの内部は詰まっている感じはなく、かなり余裕を持った配置になっています。さらに、Prime AP201は前面側に電源ユニットが搭載されてまして、そこに白いカバーが設けられています。それにより、ラジエーターの一部が隠されることで、ラジエーターの長さをあまり感じないデザインは面白いなと思いました。

真重氏：今回は、CPUクーラーにCoolerMasterの「MasterLiquid 360L Core ARGB White」を採用しました。360mmサイズのラジエーターに3連ファンが装着され、申し分のない冷却性能を発揮します。そのほか、白い水冷クーラーではヘッドが液晶表示のNZXT「KRAKEN RGB 360 White」のご用意もあります。

CPUクーラーはCoolerMasterのMasterLiquid 360L Core ARGB White。ラジエーターとファン、そしてホースにいたるまで白色の製品だ