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武骨なデザインでユニークな機能にも注目、Core i9-14900で冷却力を検証

最大270WのTDP対応!ツインタワー空冷クーラーCORSAIR「A115」でハイエンドCPUを強力冷却!

2024年02月21日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

提供: CORSAIR

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大きな2つのヒートシンクが特徴の「CORSAIR A115 AIR COOLER」

 高性能なCPUを使うときに頭を悩ます問題といえば、「熱」がある。昔は高熱でCPUが壊れたり、パソコンの動作が不安定になるといったことがあったため、いかに冷やして安定動作させるかが重要だった。しかし、今は温度が許容範囲を越える場合、自動で動作クロックを下げ発熱を抑える“サーマルスロットリング機能”を搭載。そのため、冷却が間に合っていなくても、CPUが壊れてしまうほど温度が上昇することはない。

 それなら、CPUクーラーは何でもいいのかといえば、そんなことはない。

 自動で動作クロックが下がるということは、それだけ性能が落ちるということ。いくら高価なハイエンドCPUを使っていても、満足に動作クロックが上がらないのであれば、宝の持ち腐れだ。

 言い換えれば、同じくらい冷えるCPUクーラーなら、同じくらいのCPU性能を引き出せることになる。より騒音が小さいものを選べば、性能を落とすことなく静音化できるのだ。つまり、CPUが壊れてしまう危険がなくなったというだけで、CPUクーラーが性能や静音性に大きく影響を与えるというのは変わっていない。

 では、CPUクーラーはどう選べばいいのだろう。

 ハイエンドCPUでよく使われているCPUクーラーは、簡易水冷だ。これはヘッドとポンプが一体化され、チューブを使ったラジエーターとの接続まで行なわれている一体型のモデル。推奨として指定されているというのもあるが、メンテナンスフリーで使える手軽さ、高い冷却性能、そして騒音の小ささもあって人気がある。

 ただし、ラジエーターのサイズが小さいものだと冷却性能が低く、思ったほど冷えないことも少なくない。また、冷却性能を重視するなら240mmを超える大きなサイズが必須だが、搭載できるケースが限られてしまう。さらに、組み立て作業が大変といったデメリットもある。

 これに対し空冷CPUクーラーは、先にマザーボードに装着してからの組み立てが可能で、自作に不慣れな人でも扱いやすいのがメリット。ミドルクラスまでのCPUであれば十分冷却でき、低負荷時なら騒音も気になるほど大きくならないため、むしろ、空冷クーラーを好んで使うという人もいるくらいだ。

 そんな空冷クーラーでも、ハイエンドCPUに対応する大型モデルは少しずつ増えている。今回はそんなモデルの1つ、「CORSAIR A115 AIR COOLER」を紹介しよう。

「CORSAIR A115 AIR COOLER」の主なスペック
サイズ およそ幅153×奥行155×高さ164.8
ヒートパイプ 6×6mm
ヒートパイプの素材 Sintered Copper(焼結銅)
ライティング
保証期間 5年
採用ファン AF ELITE
ファンの数 2
ファンのサイズ 140mm×25mm
対応ソケット インテル 1700、インテル 1200、インテル 1150、インテル 1151、インテル 1155、インテル 1156、AMD AM5、AMD AM4
ノイズレベル 5~33.9dBA
ファンコントロール PWM
価格 1万7000円前後

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