複数台ならかなり複雑な操作にも対応
実際に2台のコントローラーを仮想化し、片手＋両足で『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をプレイしてみた
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実際に片手の使用に制限がある状態を想定して、右手と両足でコントロールできるよう、Access コントローラー2台構成を構築してみた。スティックは使用せず、移動まで含めてすべてボタンによる操作を行なう環境だ。
貸出品なので、許可を取ったうえで両足でボタンを押し込む操作も試している。足を浮かせることになるが、フットペダルのように利用することもできなくはない
まず、使用ボタン数が少ないゲームにおいてはかなり快適に操作できる。ボタンは大型かつ強度もあるため、指先で押し込むのはもちろん、難しい場合は拳を握って少し叩くように押すことも可能だ。
「コントローラーを握る」「指先でボタンを押す」といった動作に制限のあるゲーマーにとって、これは極めてありがたいことに違いない。
コントローラー自体が円型なので、最初は「どのボタンにどの操作が割り当てられているか」が直感でわかりにくい印象もあるが、ボタンに付属のタグを装着しておけば目視で確認できるし、次第に慣れてくる。カーソルの移動操作と4ボタンくらいしか使わないタイトルであれば、Access コントローラー1台でも問題なく操作できるはずだ。
一方、使用ボタン数の多いアクションゲームなどはさすがにコントローラー2台構成でないと厳しいと感じる。実際、操作難度の高めな『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』を試してみたところ、特に視点変更が難しく慣れるのには難儀した。
それでも、20分ほど触れば最初のミッション「密航」のボスは倒せたので、ユーザーの状況にもよるが、かなり複雑なアクションゲームもプレイできるポテンシャルを備えていると言っていいだろう。
足で踏めるように設置したコントローラーのボタン設定。細かなボタン操作はもう片方に任せ、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』における武器の操作などを集約している
なお、今回は片方のコントローラーのボタンを足のつま先で押し込むというやや乱暴な使い方をしているが、それでもゲーム中にボタンが外れたり、ずれたりすることはなく、実売1万円ちょっとの特殊コントローラーとして見ても作りの良さに好感を覚えた。その気になれば、足だけでゲームをプレイすることも可能であるように思える。
Access コントローラーの価格は、1万2980円。多くの人がPlayStation 5のゲームをプレイできるコントローラーとして極めて秀逸で、同社のアクセシビリティに対する取り組みの本気度が感じられる。自分にあわせてゲームを遊べるコントローラーが欲しい人は、購入を検討してみてはいかがだろうか。
【製品情報】
製品名：Access コントローラー
販売：ソニー・インタラクティブエンタテインメント
対応プラットフォーム：PlayStation 5
発売日：発売中（2023年12月6日）
価格：1万2980円
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