日本の懐古主義とはまた少し違う傾向がありそう
ウォークマンが全盛であったその時代、日本と中国の一人当たりGDPは今からは考えられないほどの差があった。海外製品の輸入も制限されていただろう。それを考えると、中国では若者のみならず、「あの頃は買えなかった」という人々のアナログオーディオが新鮮に映る想いもあるのかもしれない。
ちなみに以上の情報はCES時点のもので、最終的な製品でどうなるかはわからない。
CP13の国内発売は不明だが、海外で3月ごろの発売が予想され、価格は165ドル(約2万4500円)ほどのようだ。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ブルーとのこと。公式のInstagramアカウントを見てみると、発売時にはレトロテイストのイヤホンが標準で付属するらしい。
オートリバース機能はないようなので、若い人はテープにはB面があるということを覚えておいた方が良いだろう。またテープ時代を知っている人は鉛筆の用意を忘れずに。私は指で済ませる派だったが、なにしろ子供の頃だった。肥えた大人の指ではもう入らないだろう。それほど長い時が経たのだ。
Instagramの投稿によると、ポタフェス 2023冬 秋葉原でも参考展示されていた「FF11」をCP13に合わせて透明にする案もあるようだ。
この連載の記事
-
第279回
AV
Chordの積み木型オーディオシステムが面白い、「Suzi」と「Suzi Pre」 -
第278回
AV
さすがにSpotifyもロスレス対応しそう、Redditユーザーがさらに解析結果をリーク -
第277回
AV
スマホがLE Audioに対応していなくても、なぜAuracastを使えるのか? -
第276回
AV
Amazon Musicも生成AIを使ったプレイリスト作成機能提供、あいまいな指示に応える -
第275回
AV
ソリッドなステンレス筐体とK2HDサウンド、iFi audioの「Go bar 剣聖」 -
第274回
AV
いよいよSpotifyもロスレス配信か、Redditに解析情報 -
第273回
AV
ソニーが米国で展開し始めた、重低音新シリーズ「ULT POWER SOUND」とは? -
第272回
AV
自然な文章でプレイスリスト作成をうながせる、Spotifyの新機能 -
第271回
AV
音楽生成AIの進化速度に舌をまく、無料でも試せるStable Audio 2.0を使う -
第270回
AV
耳をふさがないイヤホンで高音質を追究したい人に、Cleer Audioがいいぞ!! -
第269回
AV
期待が高まる「Fokus Triumph」の音、NobleのMEMSスピーカー搭載イヤホン第3弾 - この連載の一覧へ