D1は開催されたのでD1カメラマンに挑戦!
ですが次なる問題は「D1グランプリは開催されるの?」ということ。10時前の段階で「どうやら10時30分からチェック走行を開始するらしい」という話をチームから入手した部員K。そうこうするうちに、公式Xでタイムスケジュールが発表されたのですが、実はこの時点でも、関係者からは「単走終了時間によっては、追走ができないかもしれない。あくまで単走次第で追走をするかが決まる」というザックリした状態でした。
一方、ゆみちぃ部長は「こういうことって、よくあることですか?」と純情な疑問を投げかけます。ご安心ください、滅多にありません。
さて、練習走行が開始されたということで、ゆみちぃ部長をコースサイドへ。せっかくなので、撮影に挑戦してもらうことに。このエリアは小石やらタイヤカスと呼ばれるゴム片が飛んでくる危険な場所なので、服装は夏でも長袖シャツに長ズボンがお約束。ここまではほかのサーキット撮影でも同じなのですが、D1グランプリの場合はヘルメットも必須です。「SUPER GTでもピットレーンはヘルメット必須だけど、D1もヘルメットするの?」と部員Sは純情な疑問を投げかけます。
これは以前事故があり、それからはコースサイドで撮影する際、金網のない特定エリアではヘルメットの着用が義務付けられるようになったのです。
ゆみちぃ部長は、レンズ交換式のミラーレスカメラは持っているとのことですが、それは風景写真や人を撮るのがメインで、走っているクルマの撮影は初めてのこと。あわせて、一脚に白い大砲レンズをつけたカメラを持つことも初めて。最初は液晶画面を見ながら撮影しようとされているのですが「それだとカメラが安定しないから、ファインダーで見た方がいいですよ」とアドバイス。
ピンボケ写真を量産する部長。どうやら普通の写真と同じように「シャッターを半押しして1枚パチリ」を繰り返しているようです。これではピントが合った瞬間にはクルマは次のところに動いているので、ピンボケしてしまいます。
「このあたりからシャッターを半押ししながらクルマを追い続けてください。あとは、このタイミングからシャッターを押し続けみて」と部員Kは優しくアドバイス。こうして写真の歩留まりは改善していきます。
さらに隣にいらした業界歴40年の巨匠の写真を見てから一気に開眼。ということで、ゆみちぃ部長が撮った写真をご覧ください。飲み込みが早く、あっという間にプロの領域ではありませんか。部員K、失業です……。
タイヤスモークで前が見えないドリフトの撮影に四苦八苦
初めてD1マシンを撮ってみて「面白かった。カメラを連射することもなければ、傾けて撮ることもないので。でも、どのくらい傾ければイイのか分からなくなって、ゲシュタルト崩壊しました」とのこと。これでカメラに目覚めたらうれしいですね。
ちなみに、もっと近づけるプレスエリアもあるのですが「あそこは怖い」というわけで、残念ながらそちらは行かず。「あと煙がすごくて、真っ白で何も見えないですよ」とも。
そうなのです。練習走行はクルマが絶え間なく走ってくるので、コースは真っ白状態。写真を撮っても使えないものばかりなのです。ですので、部員Kは練習走行の時間はピットに行って取材活動をしているというわけです。
事実、このセッション中に藤野選手のマシンにトラブルが発生。部員Kは慌ててピットに走り写真を撮って状況を聞いたりしていました。これが取材というものです。
なお、パナソニックのカメラブランド「ルミックス」は不定期ですが、プレスエリアで撮影できるイベントを実施しています。興味のある方は公式サイトなどをチェックされてはいかがでしょうか。また、ほかのカメラメーカーでも、同様のイベントを実施されているようです。
TOYO TIRESのVIP観戦席に少しだけお邪魔
今回のお台場では、特別席が用意されていました。特別にTOYO TIRESの観戦席にお邪魔してみましょう。
D1お台場のチケットは、「専用指定席、ホスピタリティテント、昼食、同乗走行、特製D1オフィシャルグッズ、D1選手トレーディングカードコンプリート&ケース」の特典があるVVIPシートが10万円! VVIPシートから「ホスピタリティテント、昼食、同乗走行」をなくしたVIPシートが2万円。S席1万1000円、A席9000円の4種類。VVIPシート以外は速攻で完売したというから、この大会の人気の高さがうかがえます!
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