映画や写真、芸術も正しい色で楽しみたい!

色彩にこだわるクリエイターが意図した画質を忠実に再現できる、今が買いの4Kディスプレー

文●宮里圭介 編集●ASCII

提供: ビューソニックジャパン

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使いやすさを大きく左右するインターフェース

 ゲーム機やBDレコーダーなど、PCを含め複数の機器を接続したいときに必要となるのが、複数の映像入力に対応していること。VP2786-4Kは、HDMI2.0×2に加え、DisplayPort1.4、USB Type-Cの合計4系統の入力を装備し、すべて4K/60Hz表示に対応しているので、まず困ることがない。

 また、USBハブ機能を備えており、マウスやキーボードといったディスプレー近くに配置したいものをまとめて接続できるのも便利なところだ。

HDMI、DisplayPort、USB Type-Cの各入力と、USBハブを装備

 入力切り替えは、メニューを開いて手動で変更する方法だけでなく、自動検出も利用可能。同時に利用する機器が1台の場合に限られるが、電源を入れた機器の入力へと自動で切り替えてくれるため、映らないと焦ったり、どの入力に接続しているか忘れて端から切り替えていったりといった手間から解放される。

入力は、自動検出にしておけばまず困らない

 とくに便利なのが、USB Type-Cを使った接続。DisplayPort Alt modeに対応し、単純に映像入力として使えるのはもちろんだが、充電機能をオンにすることで、最大90Wまでの給電にまで対応しているのだ。そのため、ディスプレーのUSBポートにつないだキーボードやマウスといったUSB機器も使えるようになる。

メニューからUSB充電をオンに変更することで給電可能に

 ノートPCとの接続であれば、映像出力と充電をUSB Type-Cケーブル1本で済ませられるのがいいところ。これ以外にも、USB Type-Cからの給電に対応したミニPCを動かすといったこともできるだろう。PC周りのケーブルは数が多くなりがちだけに、ケーブル1本にまとめられるというのはシンプルにうれしい。

 インターフェースとは少し異なるが、スピーカーを内蔵しているのもうれしいところ。もちろん、音質がものすごくいいというわけではないが、オンライン会議やちょっとした動画の視聴であれば十分な性能がある。

3Wのスピーカーを左右に搭載

 高音質で楽しみたいなら、別途外付けスピーカーを用意したほうがいいが、音声が聞き取れれば十分といった用途では問題なく使えるので意外と活躍してくれる。

ジョイスティックだけでなく、ColorProホイールを使った操作も可能

 ディスプレーのOSDメニュー操作は、基本的に本体背面のジョイスティックを使用する。正面から見て上下左のいずれかに倒すとクイックメニューが表示され、よく使う各種設定へ素早くアクセスできるようになっている。

背面電源ボタンの上にあるジョイスティックで操作できる

入力切り替えや音量調整など、よく使う設定にアクセスしやすい

 メニューは階層表示となっており、ジョイスティックで選択。右へ倒す、もしくはクリックすると決定となるので、直感的にもわかりやすい操作方法となっている。

 面白いのは、このOSDメニュー操作にColorProホイールも使えること。中央の確定ボタンを押すとクイックメニューが表示され、あとはホイールを回して選択、確定ボタンで決定といった操作方法だ。前のメニューに戻りたいときは、側面の戻るボタンを押せばOK。

手をディスプレーの裏に回さなくても操作が可能

 こちらも直感的でわかりやすく、手元でサッと設定を切り替えたいときなどに活躍してくれる。

 操作関連で紹介したいのが、USBハブを使ったKVM機能に対応していること。KVMとは、ディスプレーに接続した2台のPCを1組のキーボードとマウスとで操作できるようにするものだ。

 VP2786-4Kでは、2つの画面を左右に並べて表示するPBPモードでのみの対応となるが、ジョイスティックを右に倒す、もしくは、ColorProホイールの戻るボタンを押すことで、2台のPC間の操作を切り替えられるようになるのが便利だ。

 設定方法は簡単で、まずはディスプレーのUSBハブを使ってマウスとキーボードを接続。続いて、1台目のPCはDisplayPortとUSB Type-Bで接続、2台目のPCはUSB Type-Cで接続しておく。

USB Type-Cと、DisplayPort+USB Type-Bの組み合わせで接続

 あとは、ディスプレーのメニューを開き、設定の「マルチピクチャー」から「PBP左右」を選択。左右のソースにそれぞれ、「DisplayPort」と「タイプC」を選べば準備完了だ。

 最後に、ジョイスティックを右へ約2秒倒し続け、KVM機能を有効化すれば使えるようになる。

画面表示にマルチピクチャーを選び、PBPを設定する

1組みのマウスとキーボードで操作できるようになる

 異なる2台のPCを同時に使いたいという特殊な場合に限られてしまうが、1台のディスプレーで簡単に操作できるようになるのは意外と便利。

 画面の表示領域が半減してしまうため、常時使うのには向いていないが、いざというときのためにこういった機能があると覚えておくといいだろう。

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