Stability.aiは12月14日、Stable Diffusion1.5をベースに1枚の写真から高品質の3Dオブジェクトを作成できる「Stable Zero123」を発表した。非商用および研究用に限りダウンロードが可能になっている。
意図せぬ変形や非現実的な予測を排除
新リリース🚀
— Stability AI 日本公式 (@StabilityAI_JP) December 13, 2023
「Stable Zero123: 単一画像からの高品質3Dオブジェクト生成」をご紹介✨
Stable Zero123は、改良されたトレーニングデータセットで、物体の3D理解と新しいビュー生成が可能に。最新の技術革新を活用し、クリエイティブな3Dオブジェクト生成を実現します。🖼️ 詳細はブログで!… pic.twitter.com/7dV96dGpIR
Stability.aiが開発する画像生成AIモデルStable Diffusionは、性能と精度の両方において急速なペースで改善され続け、3Dオブジェクトの作成にも使われるようになってきている。
2023年3月にAllen Institute for AIが発表した「Zero1-to-3」は、Stable Diffusion 1.5 を使用して、3Dオブジェクトのさまざまな角度を予測する能力を初めて実証し、後継の「Zero123-XL」では、およそ1000万個のオブジェクトのトレーニングにより、より質の高い予測を行うことができるようになっている。
だが、これらのモデルはアーチファクトと呼ばれる意図せぬ変形や非現実的な予測に悩まされている。
Stable Zero123は、トレーニングデータセットとカメラアングル提供方法の改善により、Zero1-to-3やZero123-XLと比較して品質を著しく向上、指定した様々な角度から物体の外観を3Dで理解し新しいビューを生成することに成功したという。
モデルは現在、研究および非商用利用を目的にHugging Face で公開されている。ただし、利用には24GBのビデオメモリーが推奨されている。