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日本のGitHub開発者数は世界8位の280万人、将来的には6位に浮上と予測

生成AIプロジェクトで日本は世界3位 ― GitHubの年次開発者動向レポート

2023年12月13日 07時00分更新

文● ASCII

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 米GitHubは、GitHub.com上での開発者動向に関する年次レポート「The state of Octoverse 2023」を公開した。本レポートは、2022年の10月から2023年9月までのデータを対象としている。

 GitHubは、2023年を「AIテクノロジーが開発者体験を急速に再構築し始めた年」と捉え、多くの開発者がAIを使い始め、AIアプリケーションの開発を試みたとしている。

今年のレポートにおける3つの大きなトレンド

●開発者による生成AIの利用が加速:
 生成AIプロジェクトは、2023年のコントリビューター数が最も多いオープンソースプロジェクトのトップ10に入った。また、ほぼすべての開発者(92%)が、AIコーディングツールを使用もしくは試している。

●クラウドネイティブなアプリケーションを大規模に運用:
 GitベースのInfrastructure as Code(IaC)ワークフローを使用する宣言型言語が増加し、クラウドデプロイメントの標準化が進む。また開発者が、Dockerfileやコンテナ、IaCといったクラウドネイティブテクノロジーを使用する割合が急増している。

●初めてオープンソースに貢献した人数が過去最大に:
 これまで同様、商業的に支援されたオープンソースプロジェクトが、初回コントリビューターと全体的なコントリビューターにおいて、最大のシェアを獲得している状況は継続している。2023年では、生成AIプロジェクトが、初回コントリビューターに最も人気のあるプロジェクトのトップ10にランクインした。また、プライベートプロジェクトの成長も顕著で、前年比で38%の増加をみせ、GitHubの全活動の80%以上を占めた。

日本の動向 ― 生成AIプロジェクト数が世界3位に

 GitHubを利用する日本の開発者は、前年比31%増となる280万人超に。国別では、米国、インド、中国、ブラジル、英国、ロシア、ドイツに続いて8番目となる。またGitHubは、2028年までの開発者数の推移予測において、日本は6位に浮上するとみている。

GitHubの国別の開発者数の推移

 グローバルで、生成AIプロジェクトの個人コントリビューターは前年比148%増、生成AIプロジェクトの総数も前年比248%増となった。米国、インド、日本が開発者コミュニティの先頭を走っており、日本は、GitHubにおける生成AIプロジェクト数で世界3位に。

2023年のGitHubの国別の生成AIプロジェクト数

最も人気のあるプログラミング言語 ― HCLの採用が加速

 GitHubで2023年に最も人気であったプログラム言語は、1位がJavaScrpitとなり、2位がPython、3位がTypeScript、4位がJava、5位がC#と続く。

 また、ShellとHCL(Hashicorp Configuration Language)が、それぞれ9位、11位となり、運用とIaC(Infrastructure as Code)が、オープンソース領域で注目すべき分野となっているとGitHubは分析する。

 特に、HCLの採用は前年比36%増となり、開発者がクラウドのデプロイメントをどのように活用するかを指示するために、宣言型言語の使用が増えているという。

2023年にGitHubで最も使われた言語

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