10月14日・15日に開催したインテル主催の認定カリキュラムをレポート
アスキー編集者なら当然受かるよね? PC自作の知識が試された「インテルPCマイスター」に挑戦
2023年10月17日 11時00分更新
■筆記試験
2日目も二部制のカリキュラム。前半に筆記試験、後半に実技試験を実施した。1日目の雰囲気とは打って変わって、筆記試験の様子は真剣そのもの。制限時間はおよそ1時間半、参加者は問題と向き合い解答を進めていく。
試験はスマホの使用が認められていた。つまりは暗記していることよりも、答えにたどりつく探索能力も試されているのだろう。
■トラブルシューティング
後半の実技は、起動しないPCのトラブルシューティング。参加者はPCを検分し、1つ1つ原因を探っていく。要因がわかったら対処して、通電チェックに回すというテストだ。
なにより「通電チェックは1回のみ」という制限がかなりの縛りプレイになったようで、ジサトライッペイは「原因が何個あるのかわからない」、「起動のみが条件ならほかのPC自作的不備はスルーでOKなのか?」といったことで疑心暗鬼になりながら、不良PCの原因を模索していた。
ほかの受験者も製品の説明書などを読みながら頭を抱えており、この実技はかなりプレッシャーがかかっていたようだ。それでも参加者の多くは続々とクリアーしていき、あらためて上級マイスター受験者のレベルの高さがうかがえた。
そんな中、なんとジサトライッペイは1回こっきりの通電テストに失敗! 原因はビデオカードの補助電源端子の未接続。この補助電源端子、実は実技テスト開始時は正常に接続されていたのに、疑心暗鬼になった彼はビデオカードを外してもう1度つけるところで忘れたそうな……。
つまり、本来テストで問われていた部分とは異なる部分で余計なことをして、UEFI画面のみが出ない(本来のトラブルは解決しているのに……)という新たなトラブルに発展したという顛末だ。エンターテイナーとしては満点(最高の撮れ高)だが、これにより痛恨の減点を受けたことは言うまでもないだろう。
実技は、原因となっている事象を解答用紙に記入する筆記付きで、受験者は時間が終わるまで解答用紙と向き合う。触っているからなんとなくわかるという部分も試験では言語化する能力が必要で、実技の試験とはいえその点も抜かりなく試された。
試験を終えて
今回、「インテルがPC自作好きを試すような面白いことをやり出した!」と面白半分で申し込み&取材してみたが、上級マイスターのカリキュラムは予想していたよりも、高いプロフェッショナル性が問われたように思う。
ジサトライッペイは「漫画『宇宙兄弟』の宇宙飛行士選抜試験のような雰囲気で、同じ分野・近しい目線で話せる人がたくさんいて楽しかった。ただ、最後のケアレスミスのせいでアスキーをクビにならないかだけが心配だよね……。結果が出たら受験者みんなで飲みに行きたいなー。再就職の話でもしたいよ……」と悔恨していた。
試験の結果が出るのはおよそ2週間後。後日、結果発表を含めたジサトライッペイがコラムを掲出予定だ。果たして、結果やいかに!
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