予算は25万円前後、エアフロー重視でゲーミングPCを自作
日蝕をモチーフにしたデザインも冷却性能も優れた簡易水冷CPUクーラー、MSI「MAG CORELIQUID E360 WHITE」
デザイン◎、冷却性能◎
今回の製品「MAG CORELIQUID E360」を試してきたが、推しとしてはまずデザインを挙げよう。ゲーミングはもちろんクリエイターPCでも違和感のないシックな見た目なので、さまざまなケースと相性がよいのではないだろうか。LEDもふんわりやわらかな光なので嫌味がなく、シンプルな造形だが意外とLED非点灯でも陰影によって見映えがする。
そして肝心の冷却性能。直接比較を行なったわけではないので、あくまで筆者が過去に検証したものとの比較だがなかなか優秀な計測結果だった。価格帯というところで見るとMAG CORELIQUID E360は2万円台半ばなので、36cmクラスでも2万円以下のモデルと比べれば上、同価格帯比でも比較的冷却性能が高いと言えそうだ。
動作音に関しては、(計7基のファンを搭載して検証したこともあり)ベンチマーク中の最大回転時はかなり大音量に感じた。ただしゲームプレイ中はせいぜいゲーミングPCらしい音量程度で、アイドル時や普段使いの低負荷時は静かだった。先でも触れたが、ブースト対策としてスペック上では高回転のファンを用いているのが昨今のCPUクーラーなので、使用パーツに合わせてチューニングを行ない十分な冷却と快適な静音性の両立を目指したい。ファン回転数制御をマニュアル設定で詰めてやればさらに静かにできるだろう。また、パワーリミット上限を含めてチューニングができるなら、NOISE REDUCERケーブルを用いると効果的だ。
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