札幌市内から新千歳空港に移動、飛行機で仙台まで行き、福島に向かいます。東北新幹線、在来線を乗り継ぎ水上駅へ、そして在来線で南魚沼市・大沢駅に向かうコースです。札幌から福島まで車で行く場合はフェリーを利用することも可能ですし、新青森まで北海道新幹線を利用することもできるので、目的に合わせて移動手段を調べてみてください。
札幌中心部から約1時間で訪れられる! 国立公園にも指定された有数の紅葉名所の温泉地、札幌市「定山渓温泉」
10月になると札幌の街が紅や黄に染まり、美しい秋景色を楽しむことができる札幌市。円山公園、大通公園、中島公園など紅葉に染まる街並みを満喫できます。市街地とは異なるダイナミックな紅葉を見たい人におすすめなのが定山渓温泉(写真)。札幌中心部から車で約1時間で訪れられ、宿泊だけでなく日帰り入浴ができる施設もあり、気軽に温泉を楽しめます。
【札幌市の紅葉スポットはココ!】
定山渓温泉
開湯から155有余年、支笏洞爺国立公園指定の美しき渓谷の湯どころ「定山渓温泉」(写真)。豊かな自然環境と古い火山帯の山岳地形からなる森の滴が、地中深くに浸み込み大地の熱でつくられた温泉が豊かに湧き出ています。寒暖の差が大きい渓谷の岩肌と豊かに流れる川のおかげで、鮮やかに色づく紅葉が定山渓の自慢。四方が山々に囲まれているため、温泉街や散策路、宿泊先の部屋や露天風呂など、あらゆるシーンで錦に染まる紅葉が楽しめます。見ごろは10月中旬です。
DATA
住所:札幌市南区 定山渓温泉東3丁目(一般社団法人 定山渓観光協会)
WEB:定山渓温泉
俳人・歌人に愛された飯坂温泉、1400年以上の歴史がある土湯温泉、白濁したかけ流し湯が楽しめる秘湯・高湯温泉で紅葉温泉を満喫! 福島市「ふくしま3名湯」
浄土平、磐梯磐梯吾妻スカイラインなど、登山やトレッキング、ドライブはもちろん、露天風呂からも紅葉を楽しめるスポットが多い福島市。紅葉狩りを楽しんだ後におすすめなのが、福島市が誇る「ふくしま三名湯」の高湯温泉、土湯温泉(写真)、飯坂温泉です。 すべて市内にあり、福島駅からの距離も同程度で訪れられます。
【福島市の紅葉スポットはココ!】
ふくしま三名湯
三名湯の中でもっとも歴史が古い飯坂温泉は、ヤマトタケルが東征の際に入ったとされ、松尾芭蕉や正岡子規などの俳人・歌人も訪れた名湯。福島市の西部に位置する土湯温泉は開湯1400年以上の歴史があり、単純温泉や単純硫黄泉、炭酸水素塩泉など、自家源泉を持つ宿を含めると10種類以上の豊富な泉質が特徴。「男沼」と「女沼」が紅葉鑑賞の人気スポットです。吾妻連峰の大自然に囲まれた高湯温泉には、遊興施設も土産店もなく、あるのは温泉のみ。長く滞在して身体の調子を整える湯治場としても親しまれています。3つの温泉街はすべて福島駅から車で30~40分程度で訪れられ、日帰り入浴も可能です。紅葉の見ごろは10月中旬から下旬です。
谷川岳を望む利根川の渓流を紅葉散策! 水上温泉街の南側にある紅葉橋の渓谷、みなかみ町「諏訪峡」
みなかみ町は面積が群馬県内の市町村で一番広く、山と平地部の標高差が約1600mもあるため、町内の各紅葉スポットの見ごろがずれているのが特徴。町内及び町周辺には尾瀬、奥利根水源の森、照葉峡、谷川岳、諏訪渓(写真)などなど数多くの紅葉スポットがあり、9月下旬から11月上旬まで1か月以上に渡って紅葉を楽しむことができます。
【みなかみ町の紅葉スポットはココ!】
諏訪渓
群馬県水上温泉街の南側にある紅葉橋のあたりから利根川に沿って奇岩、怪石が連続する諏訪渓(写真)。20mの岩壁に架かる長さ32mの吊り橋・笹笛橋のたもとが、絶景の紅葉スポットとなっています。流れに沿って整備された遊歩道があるので気軽に散策も楽しめるほか、モミジに囲まれた紅葉公園、諏訪峡大橋ではバンジージャンプも楽しめます。近隣には諏訪峡温泉諏訪湯の100%源泉かけ流しの日帰り温泉もあるので、紅葉温泉も満喫できます。見ごろは10月下旬から11月上旬です。
DATA
住所:群馬県利根郡みなかみ町小日向ほか
WEB:諏訪渓
11月には紅葉真っ盛りの山々の雪化粧景色が見られるかも! 紅葉トレッキングを楽しめる、南魚沼市「里山十帖」
南魚沼市には、南魚沼市と十日町市を一望できるドライブコースの魚沼スカイライン、ダム湖が水鏡になって紅葉を映す三国川ダム、霊峰・八海山の紅葉を見られる八海山ロープウェーなど紅葉スポットが豊富です。なかでも標高2000mから150mの里山まで、2か月に渡って紅葉が駆け下りる里山十帖(写真)では、11月になると紅葉と雪景色の両方を楽しめることができるかもしれません。
【南魚沼市の紅葉スポットはココ!】
里山十帖
里山十帖(写真)は、レセプションのある築150年の古民家を中心に5つの建物から成り立つ施設です。日本百名山・巻機山をはじめ、標高2000メートル前後の上信越国境の山々を望む湯処「天の川」の温泉や、地域の風土・文化・歴史を表現した「ローカル・ガストロミ―」を目指すフード、デザイナーズ家具やアートに彩られた客室を楽しめます。この施設からも楽しめる紅葉の見ごろは、10月10日ごろから11月末です。
DATA
住所:新潟県南魚沼市大沢1209-6
WEB:里山十帖
大自然に広がる紅葉絶景を、ドライブ・散策・温泉から楽しむ旅
肌寒くなる10月以降、きれいに染まる紅葉風景をあらゆる場所から楽しめる旅です。気候によって紅葉時期は変動するので、事前に紅葉情報をチェックしましょう。時間帯によってはかなり冷え込むこともあるので、防寒対策も忘れずに!
※この記事は、「つなぐ旅~東日本~ ひがしにほんトラベルガイド」から転載しています。
この連載の記事
- 第32回
地方活性
キャンプ! 川遊び! プールで猛暑を少しでも涼しくする東日本を巡る旅 - 第31回
地方活性
初夏に最適! 展望台から、海から、大自然に圧倒される絶景スポットを巡る東日本の旅 - 第30回
地方活性
満開時は露店やライトアップ、雪上桜が楽しめる! 桜を満喫する東日本の旅 - 第29回
地方活性
北陸新幹線、金沢~敦賀間がついに開業! 北陸を満喫する旅 - 第28回
地方活性
雪だ! スキーだ! スノーボードだ! 冬を満喫する東日本のウィンターアクティビティ旅 - 第27回
地方活性
白鳥などの渡り鳥と冬の絶景を眺める! 東日本を巡る旅 - 第26回
地方活性
歴史あるパワースポットで健康運・恋愛運・運を上げる!東日本の旅 - 第25回
地方活性
冬景色がさらに輝くイルミネーションの季節到来! 花火やマーケットなどで盛り上がるイベントを巡る東日本の旅 - 第23回
地方活性
その地の歴史を体感できる! 東日本の秋の祭り - 第22回
地方活性
大自然の中でテント泊! 非日常を味わう、東日本を巡るキャンプ旅