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東京ゲームショウ2023レポート 第82回

パナソニック&ヤマハブースで最新のオーディオを体験!【TGS2023】

2023年09月24日 16時45分更新

文● 藤田 忠 編集●ジサトラハッチ

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 パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションのTGS2023ブースでは、11月17日発売予定のゲーミング向けネックバンド型ワイヤレススピーカー「SC-GNW10」が体験できた。

 有線接続のゲーミングネックスピーカー「SC-GN01」の発売から約2年。待望の2.4GHzワイヤレス接続化した上位モデルとあって、その注目度はなかなか高く、体験個室の予約は続々と埋まっていた。

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは、ホール2、02-N13にブースを構えている

左が「SC-GNW10」で、上が本体、下が専用送信ユニット。右は有線接続の「SC-GN01」になる

 サイズ感は有線モデルと大きく違わないが、「SC-GNW10」ではスピーカードライバーを34mm口径から38mm口径へ大口径化しており、出力も高くなったことで、音量と低音域の出力が向上したという。

 プリセットサウンドモードのほか、PC用イコライザーソフト「SOUND SLAYER Engine」に対応しており、12バンドイコライザーで自由にカスタマイズできるという。

スピーカーを使うには気になる時間帯、といってヘッドセットだと耳と頭が辛いというときに活躍するだろう「SC-GNW10」。価格は3万7000円前後となる予定だ

 ブースでは「SC-GNW10」と「SC-GN01」を聴き比べできた。周囲の音が大きいので、違いを感じることは難しい。ただ、そんな騒音のなかでも、「ソニックフロンティア」のアイテムを拾ったときの高音を、明瞭に聞き取れたのは驚いた。実際のゲームプレイ中のサウンドを体験できる個室も用意されていた。そちらなら、周辺の騒音を気にせずに「SC-GNW10」のゲームサウンドを体験可能だった。

「SC-GNW10」と「SC-GN01」を手軽に比べられるようになっていた。音だけでなく、着け心地をチェックしたい

個室に入って、ゲームプレイ中のサウンドを体験することもできた

ゲームタイトルでサラウンド感は異なるが、推奨を獲得していた「SC-GN01」と同じく、「ファイナルファンタジーXIV」との相性は抜群だった

マイクミュート時は、本体両先端のLEDが赤色に発光する

ゲームプレイ中に奇声を発しても大丈夫な
ゲーム防音ルームのヤマハブース

 TGS2023には、楽器でお馴染みのヤマハミュージックジャパンも出展されていた。自宅への導入ハードルはめちゃくちゃ高いが、楽器演奏だけではなく、動画配信や楽曲制作の用途として実績のある防音室をゲーミング空間にカスタマイズしたTGS2023特別仕様の防音室体験と、ヤマハのゲームストリーミングオーディオミキサー「ZG01」を使ったゲーム配信体験が可能になっていた。

 さらにTGS2023限定で、12月末ごろの発売を目指しているという「NieR:Automata Ver 1.1a」コラボレーションモデルの「ZG01」を参考展示。メインキャラ「2B」と「9S」の2人に随行する支援ユニットを再現する2種類のカラーをラインアップする。2人が描かれた美麗な製品パッケージと実機が展示されていた。

「ZG01」を使ってのゲームプレイ中のサウンド調節や、ボイスチャットへのエフェクトなどを体験できる

第2クールの制作が決定されている「NieR:Automata Ver 1.1a」とコラボした「ZG01」。年内には、その手にできるかも

パッケージは、光を浴びて草木に囲まれる2Bが描かれたTVアニメのキャラクタービジュアルを採用

2Bに随行するポッド042を再現するライトグレーを基調とした「ZG01 042」

ダークグレーを基調としてポッド153を再現。パッケージのイラストは、ほほ笑みを浮かべながら廃墟に座り込む9Sだ

 試遊に列をなしていたゲーミングルームに改造された防音室。ただ、ゲーム機を設置するだけでなく、1台7.1chのシステムを構成できるヤマハのAVアンプ「RX-A4A」をベースに、パワードモニタースピーカーの「MSP3A」を4本、サブウーハー「HS8S」を配置した4.1chサラウンド環境が構築されていた。

 さらにバウヒュッテのゲーミングデスク「BHD-1200M」とチェア「G-370PU」を設置するとともに、ブース内に音場調節部材や、LED間接照明を配置と、ゲーミング&配信環境の防音室を作り上げている。

大音量や、周りの音を気にせずに、プレイを楽しめるヤマハミュージックジャパンこだわりの防音室

ゲーミングや配信ルームとして、細かなところまでこだわって作られた特別仕様の防音室

 その効果はさすがのひと言で、室内に入って扉を閉めると、会場の騒音は完全シャットアウト。室内では「アーマード・コア6」をプレイできたが、普段使っているヘッドセットとは当然ながら迫力、音響効果は段違いだった。

 これが家にあったら、最高だが使われている防音室「セフィーネNSカスタムベースモデル」(2.5畳)だけでも、本体価格1,364,000円(税込・運送組立費等別途)となっている。

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