電動開閉式屋根を支える剛性と誤差
首を傾げていると、当時まだ建設中だった新球場のニュースで意外な事実を知ります。
新球場の屋根は24台の台車に乗せられ、レールの上を約130メートル走行して開閉する仕組み。1台約40トンという台車の寸法は、許容誤差は1/100ミリもないという高精度なものだそうです。誤差より小さければ他の台車に荷重がかかる。逆に大きければその台車が過大な荷重を受ける。そうしてバランスが崩れるとスムースに動かないのだとか。
巨大な構造物なので設計精度もそれなりかと思いきや、髪の毛1本の誤差もないとは驚きです。精度を維持するために台車の剛性もすごいことになっているはず。
顧みるにロードスターRFのルーフを支える車体剛性なんてものは、もう笑うしかないようなものであります。だからルーフの造りも大雑把なものだろう。なんて考えでいましたが、もしもコンマ数ミリの樹脂シートがスペーサーの役を果たしているのなら、その程度の差も問題になるということであります。
大雑把なのか精密なのかよく分からなくなってきましたが、その原因を特定するために試してみました。削れた厚みを埋める何かを。
この怪奇音大作戦の続きはまた次回。そして、ここまで読んで貴方のロードスターにも同じことが起きているなら、まずディーラーへ。
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