Silent-Master NEO B650A Miniをレビュー
Ryzen 5 7500Fで良コスパな静音ゲーミングPC、ゲームベンチ中でも40dB未満の静けさ
2023年09月26日 10時00分更新
前面から背面に効率良く流れるNoctuaの風
もう1つのポイント、熱の排出においてもSilent-Master NEO B650A Miniはよく練られたレイアウトだと思う。PCの内部をよく見ると、140mmの大型ファンで前面から吸気し、その風がCPUとビデオカードの両方にあたるように配置していた。
CPUクーラーは、大型ヒートシンクを採用するNoctua製のサイドフローモデル「NH-U12S」。CPUから出た熱はヒートシンクに移動し、そのヒートシンクをファンの送風で冷却して、熱を放出する。
その放出された熱をそのままにしておくと、PCケース内温度が上昇し、冷却性能がどんどん悪化していくという悪循環に陥ってしまう。それを防ぐため、CPUクーラーとほぼ同じ高さに、120mmの排気ファンを設置。CPUクーラーから放出した熱をすばやくPCケース外に排出して、内部温度の上昇を防いでいるわけだ。
ちなみに、吸気ファンもCPUクーラーのファンも排気ファンもすべてNoctua製になる。静音性に優れながら風量が大きく、よく冷えるファンとして定番になっているだけあって、静音PCでは欠かせない存在だ。
フロントにはSDカードリーダーも搭載
Micro-ATXのマザーボードなので、リアインターフェースはそこまで多くはない。しかしながら、USB Type-Aは7基(USB 3.2 Gen 2が1基、USB 3.2 Gen 1が2基、USB 2.0が4基)、USB Type-Cも1基(USB 3.2 Gen 2)あるので、そう困ることはないだろう。
また、有線LANは2.5GbEという点はうれしいところ。最近はルーターやスイッチでも1GbEを超えるものが増えている。高速なLAN環境を構築したい人にとっては、ありがたい仕様のはずだ。
フロントインターフェースにはUSB Type-Aが2基(いずれもUSB 3.2 Gen 1)、USB Type-Cが1基(USB 3.2 Gen 2)、ヘッドセット端子のほか、SDカードリーダーまである。