丸の内エリアの古き良き昭和レトロなスポットを、一人遊び好きな「LOVE Walker」女子編集部員クルミ(26)が実際に巡り魅力を深掘りする本連載。
第6回目は、東京交通会館の3階にある、1965年創業の純喫茶「ジュン 喫茶室」に潜入しました!
東京交通会館にある、隠れた老舗喫茶の名店
1965年に建てられた「東京交通会館」 。こちらは有楽町駅前に所在する、店舗・オフィス・展示場などを有する大規模な複合ビルです。外観や内観は昭和の面影がそのまま残り、懐かしい香りが漂っています。
「昭和レトロさんぽ」記念すべき第1回でも、このビル内にある「ローヤル」に潜入したので、見覚えがある方もいるのでは?
今回はその「ローヤル」に行ったときに発見した、「東京交通会館」の中にあるもうひとつの喫茶店「ジュン 喫茶室」に潜入してきました!
アンテナショップなどのお店が並ぶ1階とは違い、比較的落ち着いた印象の3階。知らないとなかなか3階まで上がる機会がなさそうですが、そこにあるのが「ジュン 喫茶室」です。ここは「東京交通会館」の開業と同時にオープンした、長い間たくさんの人に愛されている老舗喫茶なんです!
現在は創業者の娘である福田さんがお店を継いでいるんだとか。35年前に内装をリニューアルしたそうで、歴史ある店舗でありながら清潔感がある昭和の雰囲気が漂うお店です。
窓側&テラス席は窓から新幹線が見える特等席!
今回、私は平日の午前中に伺ったのですが、楽しく談笑する人たちで賑わっていました。
しかし席数が多いので、待つことはそこまでなさそうです。
さっそく窓側のテーブル席に着席。外にはテラス席もありましたよ!
そして席について驚いたのが、窓から見える景色! なんと新幹線が通り過ぎる様子を見ることができるんです! これはラッキー。特等席に案内されたみたいです♪
お茶をしながら新幹線が眺められるなんて…! 都心にある喫茶店だからこその空間なのかもしれませんね。もう少し涼しくなったらテラスで過ごすのも良さそうです。
昔ながらのメニューとやさしい味わいにほっこり
お店の雰囲気に目を奪われていて、注文をすっかり忘れていました。
テキパキと動くオーナーの福田さんが持ってきてくれたメニューから、「バタートースト」と「バナナミルクフロート」をオーダー。喫茶店なのでオーソドックスにコーヒーを頼みたいところでしたが、バナナ好きとしてここは「バナナミルクフロート」をチョイスしました。
シンプルな「バタートースト」はサクサクふわふわ。バターの香りが口いっぱいに広がります。喫茶店で食べるトーストっていつもの倍くらい美味しく感じるのは私だけでしょうか?(笑)
「バナナミルクフロート」はビジュアルが完璧! やさしいイエローが映えますね♪ ひんやりとした喉越しが汗をかいた体に染みる〜!
バターの塩味が効いたトーストと甘いバナナミルクフロートの組み合わせも最高! 塩味と甘味を交互にいただく、まさに罪の味でした…!♡
この日も暑かったので、「バナナミルクフロート」を一気に飲み干してしまい…!(笑)
結局コーヒーも注文してしまいました。キリッとした苦味がトーストとぴったり。王道の組み合わせですね。
トーストを食べ終えて外の景色を眺めながらゆっくりしていたら、あっという間にランチタイムに。サラリーマンらしき人をはじめ、お昼を食べにくる人たちが続々と入店。あっという間に席が埋まっていきます。さらにお店の奥からはおいしそうな匂いと音が…! 「せっかく潜入しているんだから!」と自分に言い聞かせ、気づいたらランチメニューを開いていました(汗)
そして選んだのは「びっくりオムライス」。
喫茶店メニューの王道とも言えるオムライスと、”びっくり”というネーミングに惹かれました…!
程なくして運ばれてきた「びっくりオムライス」がこちら!
かために仕上げられた卵に、酸味の効いたトマトソースがかかっています。
一見するとオーソドックスなオムライス。どこが”びっくり”なのかというと、中身がケチャップライスではなく、クリームライスなのです!
ご飯にはマッシュルームとエビが入っていてなんだか嬉しい♪
まろやかなクリームソースと、酸味のあるトマトソースの相性が抜群でした。
お腹いっぱいになったところで、今回の潜入取材はおしまい!
やさしく迎え入れてくれる空間と、懐かしさを感じる雰囲気が魅力の「ジュン 喫茶室」。
老若男女から愛される都心の憩いの場として、これからもずっとここで営業を続けてほしいですね。メニューもとっても豊富だし、私もまたすぐに訪れたいと思います!
みなさんも東京交通会館近くに来た際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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