Cloudflare、包括的なデータ管理可能な統合セキュリティーソリューション「Cloudflare One Data Protection Suite」発表
2023年09月08日 17時15分更新
Cloudflare(クラウドフレア)は9月8日、統合セキュリティーソリューション「Cloudflare One Data Protection Suite」を発表した。
Cloudflare One Data Protection SuiteはウェブやSaaS、プライベートアプリケーションなどのあらゆる環境でデータを保護するように設計されている。Cloudflareのセキュリティーサービス エッジ(SSE)を搭載しており、単一プラットフォームでクラウドにおけるコンプライアンスの合理化をはじめ、データ漏洩やソースコード損失の軽減、開発者とAI環境の安全性確保を実現する。
シンプルさを重視しつつ、包括的なデータ管理を組織の内部および外部アプリケーションに拡大でき、Cloudflareのグローバルネットワーク上にネイティブに構築するため、企業ネットワークのクラウド移行をシームレスかつ安全に実現。
本スイートにより、あらゆる規模の組織において以下のような内容が可能となる。
・プログラマブルなネットワーク・アーキテクチャー
新しい機能を構築し、新たなセキュリティー基準やプロトコルを迅速に採用できるようになり、生成AIのコード保護などの最新のユースケースに対応するデータ保護コントロールを実現。
・データの可視化と制御を単一プラットフォーム上で管理
単一のインターフェースによって、管理者は複数の柔軟な選択肢を活用。APIベースのスキャンやゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、リモートブラウザー分離などのクライアントレスな展開、シングルデバイスクライアント、ダイレクトまたはバーチャルな相互接続、SD-WANパートナーシップなどが含まれる。
・シングルパス検査によるデータ保護コントロールの強化
100ヵ国を超える300都市以上に展開するCloudflareのネットワーク上で、信頼性が高く、安全で高速にポリシーを実行できるため、データ制御がエンドユーザーの生産性を決して妨げることなく、効率性と拡張性も実現。
・検出のカスタマイズ
Cloudflareのデータ損失防止(DLP)機能による正確なデータ一致により、カスタムデータセットで定義された組織特有のデータを柔軟に検出。ソースコードファイルや保護対象となる医療情報(PHI)には、事前定義済みのデータ検出プロファイルがより多く提供される。
・API主導のクラウドアクセスセキュリティーブローカー(CASB)とデータ損失防止(DLP)の融合
保存済みやオンラインの機密データを安全に検出可能。CASBとDLPの統合は、クラウドコラボレーション、生産性、コードレポジトリツールの大部分をカバー。
・リスクベースのデータ保護
Cloudflare Oneのシグナルを組み込んだユーザーリスクスコアに基づいてユーザーの操作、状態、設定などを判断し、データやアプリケーションへのアクセスをコントロール。