前回、本コラムで「約1年我慢して背面「Glyph」のNothing Phone (2)を衝動買い」と題してご紹介した通り、筆者はまだ今も目新しいNothing UIとAndroidスマホの「デフォルトUI」の間を行ったり来たりして悩んでいる。UIの話はひとまず置いておいて、今回はNothing Phone (2)の素晴らしい接写機能と共に、ダウングレードかと思ってしまったウォーターマーク(スタンプ)機能の変更、Glyphネオンサイン、バッテリー共有などをご紹介したい。
Nothing Phone (2)らしいUIのイメージ(左)と従来のレガシーとも言えるAndroidスマホのUI(右)。共通スタンダードな世界で使い勝手を犠牲にせず、どこまでCoolになれるかのチャレンジだ
カメラの「接写能力」が超優秀でお気に入り!
今回Nothing Phone (2)を2週間ほど使ってみて筆者が一番気に入ってしまったのは、カメラの「接写能力」だった。ガジェット好きの読者諸兄姉ならご理解いただけるけると思うが、ガジェットの多くはその細部を撮影することが多い。Nothing Phone (2)は、現在筆者が使っている数台のスマホの中でも超優秀な接写機能を提供してくれている
接写をはじめカメラ機能は極めて気に入ったのだが、8月初旬の「Nothing OS 2.0.2」へのバージョンアップで筆者的にはバージョンダウンと思われる事態に遭遇した。スマホカメラの中には、ウォーターマーク(スタンプ)を写真の一部に挿入できる機能を持った製品は多い。
実はNothing Phone (2)もその機能があり、バージョンアップ前までは実際に撮影した写真の画像の欄外の帯にタイムスタンプが挿入され、実際の写真にカブることは全くなかった。スマホ写真としては珍しい、素晴らしい発想のスタンプタイプをこれまで経験したことがなかったのでいたく感動した。
ところがなんとバージョンアップで、ほかのスマホと同じ様にスタンプは実際の写真画像の一部を汚して(かぶって)、まさにウォーターマークとして挿入されるようになってしまった。残念だが筆者は、バージョンダウン後はカメラの設定でスタンプを常時オフにして使っている。
また試用機を借りた時点の設定画面には、シャッター音を消すメニューが存在したが、Nothing OS 2.0.2のバージョンでSIMを挿した状態では見当たらなくなった。英Nothing Technologyは何をベースにバージョンアップやバージョンダウン、仕様変更を実施しているのかが筆者には見当がつかず、よくみえない製品だと映ってしまう。

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