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Y!mobileの新料金はS/M/Lの3プランをキープ ただし固定回線セットがないと実質値上げの印象

2023年08月23日 14時25分更新

文● オカモト/ASCII

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 Y!mobile(ソフトバンク)は、新料金プラン「シンプル2 S/M/L」を10月以降に開始すると発表した。なお、現状の「シンプルS/M/L」「ケータイベーシックプランSS」は「シンプル2 S/M/L」の開始に合わせて新規受付を終了する予定。

固定回線セットとPayPayカード割引を適用すれば
通信量増量で従来プランと同額も……

 内容が大きく異なる3プランに変更されたライバルのUQ mobileと異なり、通信量別のS/M/Lの3プランという形を維持したY!mobileだが、固定回線セット割とPayPayカードの支払いによる割引が適用されていることが前提になった料金がアピールされている。

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4GB/20GB/30GBとそれぞれのプランの通信量は増量。固定回線セット割の割引額が増額されている

 「シンプル2 S」は4GBで月2365円、「シンプル2 M」は20GBで月4015円、「シンプル2 L」は30GBで月5115円。ここに「PayPayカード割」で月187円、固定回線セットの「おうち割 光セット(A)」で月1650円(Sは月1100円、家族割引の場合でも2回線目以降が月1100円の割引)。この割引適用後で月1078円、月2178円、月3278円となる。

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家族割引と固定回線セットの両方で従来プランと同額になる

 なお、2つの割引が適用された後の料金は現行の「シンプルS/M/L」と同額だが、「シンプルS/M/L」は割引無しでは、Sが3GBで月2178円、Mが15GBで月3278円、Lが25GBで月4158円。1GBあたりの単価あたりで見ると(Lを除き)若干値下げではあるのだが、固定回線セット割引がないユーザーにとっては実質的な値上げと感じる部分があるのは否めない。

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割引がすべて適用されたケースでは、1GBあたりの単価は大幅割引とアピール

 一方ほとんど使わなかった月(1GB以下)の場合には自動で割引は新たに用意。「シンプル2 M」は月1100円、「シンプル2 L」は月2200円が割り引かれる。

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1GB以下だった月は自動で割引が適用される

従来は通信量超過後も最大1Mbpsで使い続けられたが、
新プランでは2段階目の速度制限もあり

 新しい通話定額オプションは、国内通話が1回10分まで定額の「だれとでも定額+」(月880円)、かけ放題の「スーパーだれとでも定額+」(月1980円)の2つで、ともに従来と比べて月110円の値上げ。ただし留守番電話プラスなどのオプションが無料で利用可能に。また、使い切れなかった通信量の翌月繰り越しといったサービスは引き続き提供される。

 一方で「シンプルS/M/L」では通信量を超過した場合は最大1Mbps(シンプルSでは最大300kbps)で使い続けることができたが、新プランでは2段階の制限があり、「シンプル2 S」では6GB、「シンプル2 M」では30GB、「シンプル2 L」では45GBを超過すると、2回目の速度制限で最大128kbpsとなる。

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通信量超過時は2段階の速度制限が設定されるようになった

 

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