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業界人の《ことば》から 第550回

東京ドームに行く途中に注目、超長い122mディスプレーほか

2023年08月07日 08時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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7つの東京ドームシティビジョンズ

 東京ドームシティビジョンズとして、7つのビジョンが新たに設置された。

 東京メトロ後楽園駅から歩道橋を渡った動線に設置された「25番ゲート前広場L型ビジョン」は、横14.976メートル、高さ5.76メートル、86.3平方メートルの面積を持ち、SMD型高輝度フルカラーLED 3in1を採用。6.0mmのピクセルピッチをとなっている。側面部分を加えたL型となっていることから、横方向に流れる素材や3D素材の放映効果が見込まれるほか、画面を分割して16:9の素材の放映もできる。

25番ゲート前広場L型ビジョン

25番ゲート前広場L型ビジョン

 ラクーア広場ビジョンは、商業エリアであるラクーア(LaQua)の2階通路部外側に設置されたアスペクト比16:9の定型ビジョンで、幅6.9メートル、高さ9.0メートル、面積は62.1平方メートルの大きさを持つ。ビジョン正面にはひな壇状のアイランド型ウッドベンチがあり、雰囲気のいい視聴環境が整備されている。

ラクーア広場ビジョン

ラクーア広場ビジョン

 プリズムホール塔体ビジョンは、JR水道橋駅西口と東京ドームを結ぶメインの動線上に設置されたビジョンで、幅6.9メートル、高さ9.0メートル、面積62.1平方メートルの縦長のビジョンだ。後ろには東京ドームも見えるため、イベントの演出効果にも最適なビジョンと位置づけている。

プリズムホール塔体ビジョン

プリズムホール塔体ビジョン

 黄色いビル天井リボンビジョンは、JR水道橋西口と東京ドームの動線上に設置されたリボン型のLEDビジョンで、5本のリボンで構成されている。同様のリボンビジョンは、東京ドームのネット裏ゲートである22番ゲート内にも設置されており、一体感を演出している。

黄色いビル天井リボンビジョン

 アベニューイベントビジョンおよびアベニューAaMoビジョンは、リニューアルによって新たに作られた芝生広場の前に設置されており、いずれも幅4.5メートル、高さ2.5メートル、面積11.25平方メートルの大きさを誇る16:9の定型ビジョンだ。この2つのビジョンと連携するのが、アベニュースーパーリボンビジョンであり、クリスタルアベニューを取り囲むように、全長122.1メートル、高さ2.1メートル、面積256.41平方メートルの規模を持つ。この3つのビジョンが連携した演出が可能であり、10台のスピーカーを利用した音の出しわけもできる。

アベニューイベントビジョン

アベニューイベントビジョン

アベニューAaMo ビジョン

アベニューAaMo ビジョン

アベニュースーパーリボンビジョンではジャイアンツのコンテンツも用意

アベニュースーパーリボンビジョンではジャイアンツのコンテンツも用意

 東京ドームシティビジョンズはこれで完成ではなく、2024年夏までにビジョンが随時追加される予定であり、合計で15台の大型LEDビジョンが設置されることになる。

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