特許庁の広報誌「とっきょ」Vol.57が完成! テーマは「宇宙を駆けめぐる知財」。フロンティアを暮らしとビジネスの場に変える最新技術を知財の視点で読み解く!
2023年08月09日 10時00分更新
特許庁は最新の知財トピックをわかりやすく紹介する広報誌「とっきょ」の最新号Vol.57の配布を開始した。
今回の特集は「宇宙を駆けめぐる知財」。無数の衛星がデータ収集や地上との通信を日々続け、「月」が新たなビジネスの場として注目を集め…。いま、かつてなく身近なものになっている「宇宙」。その最前線をレポートする。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこの数年、専門部署を設置するなど、知財に関する取組を強化してきた。背景には、知財の活用により宇宙産業を活性化したいという狙いがあった。佐野久理事にその思いと宇宙事業の可能性についてうかがう。
新時代のスペースカンパニーにも取材。株式会社アクセルスペースは、10cm立方、重さ1kgの超小型衛星を開発した学生たちが2008年に創業。地球観測プラットフォームを立ち上げるなど、衛星を活用した最先端サービスに積極的に取り組むとともに、知財戦略も進化させてきた。その歩みに迫る。また、「宇宙空間の交通インフラ整備」を掲げる株式会社アストロスケールの事業も紹介。
▼宇宙ビジネスの新時代を知財の視点で読み解く!「とっきょ Vol.57」はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/index.html
ほかにも、さまざまな知財にまつわる取組を紹介。
株式会社エルムは、研究開発型企業として他社との差別化や新市場創出において知財を常に重視、令和5年度の知財功労賞(経済産業大臣表彰)を受賞した。宇宙ビジネスでも存在感を示す会社の歩みをコミック形式で紹介する。
人気連載「イラストレーター パパンがゆく!」は、「コピー商品撲滅キャンペーン」のイメージキャラクター・カワンゾちゃんに突撃。違法なコピー商品について啓発する、インパクト抜群のキャラクターの誕生の秘密を、イラストレーター・パパンがレポートする。
ほか、人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が特許審査の引用文献として参照された事例や、地域密着型の相談窓口「知財総合支援窓口」が小学生社長を知財で支援した事例、グリーン・トランスフォーメーション(GX)技術における日本の存在感を示す特許情報分析についてなど、さまざまな知財にまつわるトピックを紹介。知財について、楽しみながら学ぶことができる。
▼「とっきょ Vol.57」はこちらから読むことができます
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