土鍋ご泡火炊き JRX- T100
タイガー魔法瓶は、2023年7月21日に、「土鍋ご泡火炊き JRX- T100」を発売した。これは、100周年記念モデルと位置づける製品であり、炊飯器の新たなフラッグシップモデルとなる。
2層IH構造である「300℃ WレイヤーIH」を採用することで、タイガー史上最高温度となる約300℃まで炊飯温度を高めることに成功。土鍋の蓄熱性の高さを生かして、高い温度でお米に熱を加えることが可能となっている。
同社では、「300℃ WレイヤーIHによって、土鍋で直火炊きするような炎の温度差で激しい熱対流を実現し、大火力で、ごはんの深い甘みを引き出することができる。また、土鍋ならではの細かい泡立ちで、お米を傷つけにくくし、ふっくらとした粒立ちを守ることもできる」とし、「目指したのは、丁寧に炊きあげられた一流料亭のごはん。一粒一粒に存在が感じられ、舌離れの心地がよく、炊き澄まされたごはんである」と自信をみせる。
さらに、70種類の「銘柄巧み炊きわけ」や、コシヒカリを産地によって炊きわける「産地炊き」を搭載したほか、TIGER HOMEアプリとの連携によって、お米に合わせた最新の炊飯プログラムをダウンロードできる「銘柄米炊飯プログラム」や、新米に合わせて最適な炊き方ができる「新米誉れ炊き」も搭載している。
そして、業界では唯一となるプレミアム価格帯で、同一品番による3.5合炊きの小容量タイプ「JRX- T060」を用意。世帯人数の変化に伴う新たな提案にも挑んでいる。
「新フラッグシップモデルは、ごはんのおいしさに徹底的にこだわった理想の炊き技を追求した炊飯器。タイガー魔法瓶100年の技術を詰め込んだ新フラッグシップモデルである。土鍋ごはんのおいしさを家庭に届け、幸せな団らんを広めることに貢献することができる」と胸を張る。
創業者が思い描いた「団らんへの憧れ」を実現すること目指して、新たに生まれたのが100周年記念モデルの「土鍋ご泡火炊き」だといえる。タイガー魔法瓶が、次の100年に向けても「幸せな団らん」を追求する姿勢を改めて示した製品だ。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ