オランダに本拠を置くスマートフォンメーカーFairphoneは7月5日、同社のスマートフォン「Fairphone 4」を米国で発売すると発表した。
Fairphone 4は環境負荷の低減を掲げ、同じ端末を長期間使い続けることをコンセプトとした製品。IP54の防塵防滴能力をもった本体は修理しやすよう各パーツをモジュール化しており、ドライバーだけで分解、修理、再組み立ての全工程に対応できる設計となっている。
ソフトウェアについては、米国向けモデル限定でOSを「Android 12」からプライバシー保護に配慮した「/e/OS」に変更。同OSはAndroid系の「LineageOS」からフォークされたもので、グーグル系のアプリはプリインストールされていないが、多くのAndroidアプリは問題なく動作するという。
価格は6GB/128GBモデルが599ドル(約8万6000円)、8GB/256GBモデルが679ドル(9万7400円)で、米国のMurenaのオンラインショップから購入可能。カラーはグレーとグリーン(8GB/256GBモデルのみ)が用意されている。