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祝75周年! 「ポルシェフェスティバル'23」でアイドルがすっかりポルシェ沼に

2023年06月24日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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オジサン感涙! カーグラTVを完全再現の発表会

ステージイベントの様子

ステージ近くでは休憩スポットも用意されていた

キッチンカーも多数用意

挨拶をするフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ ポルシェジャパン代表取締役

 会場から少し離れた場所では、ステージイベントも開催されていました。イベントは「ポルシェ・スポーツカーの誕生75周年を皆さまと一緒に祝福することができ、本当にうれしく思います。日本のポルシェオーナーが強い愛情を持っていることを実感しています」というフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ ポルシェジャパン代表取締役の挨拶でスタート。

スクリーンに「カーグラフィックTV」でおなじみのシーンが!

 そして2台のクルマのジャパンプレミアが行なわれました。このジャパンプレミアの演出が、往年の名番組「カーグラフィックTV」のオマージュ! 会場に松任谷正隆さんの曲と、ブガッティが登場するオープニング映像が流れたかと思えば、古谷 徹さんのナレーションで貴重な映像と美麗な動画でポルシェの歴史とモデルを紹介するではありませんか。過去、様々なクルマのジャパンプレミアにお邪魔してきましたが、ここまでの演出は初めて! 広報担当者に伺ったところ、テレビ朝日さんの全面協力で制作したコダワリの逸品とのことで、「これをYouTubeにアップしてよ!」と素直に思います。

911 Dakar

911 Dakarのリアビュー

 まず1台目は911ダカール。欧州ではラリーの成績が市販車の売り上げに直結するところがあり、911の歴史は1965年のモンテカルロラリーでの総合優勝から始まったといっても過言ではありません。そしてポルシェとラリーといえば、1984~1986年の3年間参戦したパリ・ダカール。特に1986年のポルシェ959は、エントリーした3台が優勝/2位/6位を獲得。この結果、959のレースでのプロモーション活動は見事に成功し、予定台数をはるかに超える受注と、959というクルマを神格化させることに成功したのでした。

911 Dakarのフロントビュー

911 Dakarのフロントタイヤ

911 Dakarのリアタイヤ

911 Dakarのサイドビュー

911 Dakarのリアスポイラー

911 Dakarのテール

911 Dakarのエンブレム

911 Dakarの室内

911 Dakarはロールゲージがあるため2人乗り

 911 ダカールは、1984年にパリ・ダカールラリーに参戦し優勝を果たしたタイプ953という、911ベースの四輪駆動車のオマージュモデル(これが四輪駆動ポルシェ911の始まりと言われています)。2500台限定で価格は3099万円。「ロスマンズカラーかっけー!」と、部員Kを感涙させたグラフィックは、ラリーデザインパッケージというオプションで、価格は433万7000円。ちなみにレースナンバーは自由に選択できるようです。

 911 ダカール最大の特徴はオフロード走行に向けて車高を50mm高め、さらに30mm上げられるリフトシステムを備えたこと。タイヤはピレリ・スコーピオン・オールテレイン・プラスで、ハイウェイから未舗装路までに対応。リアに積まれる3リッター6気筒ツインターボエンジンは、最高出力480PSを発生。8速PDKと4WDシステムにより、0-100km/h加速3.4秒を実現しています。

 車内はロールゲージが入っているため、2人乗り。ちなみに車体重量は1605kgと、911 カレラ4 GTSと変わらないところもポイント。「歴史を感じながら、ポルシェの無限の可能性、パフォーマンスを感じる1台」なのであります。

911 Dakar

 ポルシェの歴史を感じる仕上がりと、コンビニやガソリンスタンドでバンパーを擦る心配をしなくてもよいという実用性。身の丈を知りつつも、部員Kはとても買える金額ではありませんが「これだよ! コレが欲しかったんだよ」と911ダカールに大興奮。3500万円があればスグにでもフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフさんに「これ売ってください!」という勢いです。一方、ゆみちぃ部長と部員Sは「うーん」とまったくもってピンと来ていない模様。SUV大好き部長的に、車高が高くてイイのでは? と思ったのですが「ホイールとフェンダーの間の隙間が気になる」だけでなく、「911はサーキットを走るクルマなんですよ」なのだとか。わかってないなぁと思う部員Kです。

カイエンS

 そんなSUV大好き部長の目をキラキラさせたのが新型カイエン。マトリクスLEDヘッドライト、ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)、20インチホイール、フロント&リアパークアシストなど、充実した装備を搭載。パワートレインの違いによって「カイエン」「カイエンE-ハイブリッド」「カイエンS」「カイエンクーペ」「カイエンE-ハイブリッドクーペ」「カイエンSクーペ」の6モデルが用意され、価格は1198~1644万円。

カイエンSとゆみちぃ部長

 「カイエンいいなぁ。でも大きいからマカンかな。値段はそれほど変わらないみたいだから、カイエンの方がお買い得かな」などと夢を膨らませるゆみちぃ部長。どうやら、ゆみちぃ部長がポルシェを買うなら911ではなくSUVなのだとか。部員Kは、その心境がまったくわからず。だから乙女心がワカラナイのか、と思いながらカイエンを撮影。でも、カイエンに詳しくないのと、そもそもSUVに興味が薄いので、写真点数は911 ダカールより少なめです。ゆみちぃ部長は「偏向報道だ!」と声を挙げますが、その通りです!

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