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アップルのARグラス「Vision Pro」でスマホの次がハッキリ見えた! 「WWDC23」特集 第22回

【現地取材】iOSやwatchOSの進化は? 秋に登場「新OS」注目ポイントまとめ

2023年06月10日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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アップル独自のAIによる自動文字起こし機能をiOS 17の「ライブ留守番電話」として搭載しました

WWDCの会場が沸いた! iOS 17の2つの新機能

 続いて便利に使えそうな各OSの新機能をピックアップします。

 WWDCの基調講演、iOS 17のプレゼンテーションでは「ライブ留守番電話」とAirDropから派生した「NameDrop」が発表された時に大勢の観衆が沸きました。

 ライブ留守番電話は電話アプリのAIを活用する新機能。誰かが留守電にメッセージを残すと、その瞬間リアルタイムで音声メッセージを文字に書き起こします。オンラインミーティング中など、すぐに電話に出られない場面で、テキストに書き起こされるメッセージの内容を確認しながら、すぐに折り返すべき案件か判断できます。メッセージは音声とテキストの両方が残せます。

 筆者はiPhoneを使っている高齢の母に、これからは不明な着信はその場ですぐに応答せず、ライブ留守番電話を活用して相手の要件を確認してから落ち着いて対応するようにすすめたいと思います。

 NameDropはAirDropの仕組みを元に開発された、ワイヤレス通信機能です。iOS 17を導入したiPhoneどうし、またはwatchOS 10を導入したApple Watchと近づけるだけで連絡先情報の交換をNameDropにより、素速く可能になります。電子名刺のような感覚で交換できそうです。

iPhoneどうし、またはiPhoneとApple Watchを近づけて連絡先情報を交換できる「NameDrop」

 ユーザーの連絡先はNameDropを介してまるごと相手に伝わってしまうわけではありません。あくまで仕事上の関係だけに止めたい相手にNameDropによる連絡先交換を求められた場合、設定により自分のプライベートなメールアドレスや自宅住所は教えないことも可能です。iPhoneどうしでNameDropをする場合、コンテンツの共有にも使えるようです。試せる機会がいまから楽しみです。

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