jinjerは6月7日、「業務効率改善ふくしDXプロジェクト」において「ジンジャー」を活用することにより黒部市の人事労務に関する業務時間を年間389時間削減したことを発表した。
「ジンジャー」は、人事労務・勤怠管理・給与計算・ワークフロー・経費精算など、人事労務の効率化を支援するクラウドシステム。人事に関わるデータを集約し、1つのデータベースで管理することで、各システムにおける情報登録や変更の手間を削減する。
本プロジェクトは「jinjer」、「黒部市社会福祉協議会」、「SMARTふくしラボ」の3社連携共同研究の福祉分野におけるICTを活用したもので、業務をアナログからデジタルに置き換え、業務効率を改善することで福祉人材の不足を補うことを目的としている。
2022年5月24日の記者発表会では、2023年3月末までに勤怠管理業務時間の770時間をおよそ70時間に削減すると発表していたが、その後の黒部市社協の業務効率化につながる分析では、全業務時間が987時間と判明。改めてその領域に対して業務効率化を進めていき、結果的に2022年4月からの1年間で、389時間の削減を実現した。
同プロジェクトは黒部市社協の持続的な社会福祉活動を継続していくための重要なステップとなる。今後、業務プロセス最適化により、より良いサービス提供を可能にしていくという。
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