絶景キャンプ＆グランピングに低山ハイクや川遊び…南魚沼市で夏の思い出作り♪

2023年06月20日 12時00分更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

　新潟県南部に位置し、冬には山間部で2m超の雪が積もることもある南魚沼市。スキー場などが豊富な日本屈指のウインターリゾートとして知られていますが、世界に誇るブランド米・南魚沼産コシヒカリが田んぼで青々と育つ夏、雪がなくなったスキー場は緑豊かなリゾート地へと姿を変え、街にはキャンプや登山などを目的とした観光客が数多く訪れます。

　四方を山に囲まれた市内には600m程度の低山から2000m級の山までさまざまな山がそろい、初心者も上級者も楽しめる幅広い登山コースやトレッキングコースが豊富。また、広大なスキー場が生まれ変わった眺望自慢のキャンプ場やグランピング施設、絶景スポットに、おいしいお米を育む清流も備えています。今回は山に登るもよし、川で水遊びをするもよし、キャンプやグランピング、絶景を楽しむもよしの南魚沼市の夏遊びスポット5か所をまとめてご紹介します。

戦国時代の城址や山野草を眺めながら往復約3時間のトレッキング

坂戸山

　東京スカイツリーと同じ標高634mの頂上まで約1時間半で登れる「坂戸山」は、手軽なトレッキングコースとして人気があります。階段状に山道が整備された歩きやすいコースには、かつてあった山城・坂戸城の遺構も数多く残存。戦国時代に思いをはせながら、山野草や眺望を楽しむことができます。登山道に約200本の明かりが灯る幻想的な山開き｢百八灯（ひゃくはっとう）｣は、毎年6月30日～7月1日に実施。

DATA
住所：新潟県南魚沼市坂戸330（駐車場）
電話：025-773-6665（南魚沼市役所商工観光課）
https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/kanko/docs/4105.html

水が澄んだ登川でひんやり涼しい水遊び＆サイクリングを満喫

登川河川公園

　「登川河川公園」は、魚野川の支流・登川の上中流に位置する河川公園です。子どもも安心して遊べる親水護岸された公園内で、カジカやヤマメなどの川の生き物を探したり、泳いだりの水遊びが可能。川沿いには自動車通行禁止の遊歩道や広い芝生広場なども整備され、自然を感じられる涼やかな空間でウオーキングやサイクリングを楽しむ人も多くいます。

DATA
住所：新潟県南魚沼市大木六1502-1
電話：025-773-6662（南魚沼市役所都市計画課）
https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/kanko/docs/4143.html

最寄りICから2分！家族みんなのやりたいことがきっとある高原リゾート

舞子リゾート

　関越自動車道塩沢石打ICからのアクセスも抜群のリゾート内で、家族みんなの思い出がきっと生まれるのが「舞子リゾート」。とにかく広い天然芝のサイトと絶景が自慢の舞子高原オートキャンプ場と、絶景＆冷暖房完備の豪華なキャンプを堪能できる舞子グランピングがそろうほか、ディスクゴルフやグラウンドゴルフ、ホテル内での宝探しゲームや工作体験などのアクティビティも充実し、大人も子どもも大満足間違いなしです。

DATA
住所：新潟県南魚沼市舞子2056-108
電話：025-783-4100
https://www.maiko-resort.com/

ドッグランエリアも新たに登場！大パノラマを望む山頂で優雅な時間を♪

ザ・ヴェランダ石打丸山

　新しいビュースポットとして話題なのが、2022年夏にオープンした「ザ・ヴェランダ石打丸山」。ゴンドラで空中遊覧を楽しんだ先の山頂には魚沼盆地や越後三山などを望む大パノラマが広がり、展望テラス＆カフェでは絶景と共に地元食材を使ったグルメを堪能できます。芝生の上にテントや家具が設置されたフィールドラウンジや冷暖房完備のドームテントのほか、場内の好きな場所でピクニックができるピクニックレンタルも人気です。

DATA
住所：新潟県南魚沼市石打1699
電話：025-783-2222
https://ishiuchi.or.jp/tips/veranda/

川遊びや渓流釣り、昆虫採集や星空観察で夏の思い出作り

五十沢キャンプ場

　清流・五十沢川が流れるキャンプ場内で、夏は川遊びや渓流釣りを楽しめるのが、「五十沢キャンプ場」です。約70サイトのオートサイトや自然の地形を生かしたフリーサイトのほか、コテージやバンガローもあり、キャンプ初心者も安心。森の中でカブトムシを捕まえたり、川で魚を釣ったり、夏の夜空を観察したり、家族の思い出をたくさん作れるはずです。

DATA
住所：新潟県南魚沼市永松941
電話：025-774-2142
http://www.ikazawa-camp.jp/

　7、8月に南魚沼市を訪れたら、地元で夏の風物詩として愛されるブランドスイカ「八色スイカ（やいろすいか）」をぜひ。糖度が高く、独特のシャリッとした歯ざわりが自慢の名物を味わって、南魚沼の夏を満喫してください。

※写真はイメージです

※この記事は、「つなぐ旅～東日本～　ひがしにほんトラベルガイド」から転載しています

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