最大1万4000MB/sのPCIe 5.0対応液冷SSDをADATAがCOMPUTEXで展示
2023年06月05日 13時00分更新
ADATAがPCIe 5.0対応SSDをCOMPUTEX TAIPEI 2023で2製品展示していた。
PCIe 5.0 x4インターフェース対応の液冷M.2 SSDが「Project NeonStorm」だ。コントローラーはSilicon Motion「SM2508」で、転送速度は読み込み1万4000MB/s、書き出し1万2000MB/sという性能を誇る。
PCIe 5.0対応SSDは発熱量がすさまじく、各社が冷却に頭を悩ませている。TeamがNVMe M.2 SSD専用のオールイワン型水冷ユニットを披露するなか、ADATAはマザーボードにそもまま取付可能な液冷SSDを発表した。これは空冷のSSDに比べて20%以上冷却性能が高いという。容量は8TBで2024年発売予定とのこと。
ADATAはPCIe 5.0対応SSDをもう1製品展示していた。それが「LEGEND 970」だ。コントローラーはPhison「E26」で、転送速度は読み込み書き出しともに1万MB/s。SSDにはやや厚めのクーラーが搭載されている。ここには小型のブロアーファンが内蔵されており、ファンレスモデルよりも冷却性能が18%以上優れているという。
同社のPCIe 5.0対応SSDにおいては、ゲーミングブランドのXPGでは速度重視のハイエンドモデルを、ADATAブランドでは汎用性を重視したモデルを展開する戦略のようだ。とくに「Project NeonStorm」は、商品化されればその見た目と速度で大きな話題となるはずだ。
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