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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第414回

2万円強のモトローラ「moto g13」は使い勝手抜群で想像以上の良コスパ機!

2023年05月20日 12時00分更新

文● 友納一樹 編集●ASCII

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基本性能は申し分なし
夜景&ポートレートもGood

 背面のカメラは、約5000万画素のメインカメラ(F値1.8)、約200万画素のマクロカメラ(F値2.4)、約200万画素の深度センサー(F値2.4)という構成です。基本的には目で見た風景を忠実に捉えてくれて、明るさがやや足りない場所でもしっかり色味を拾ってくれます。メインカメラに搭載されているクアッドピクセルの効果を感じます。

 また、他機種よりもHDR機能の効果が大きく表れる印象です。機能を有効にしたときにかなり鮮やかに仕上がる印象です。以下の作例をご覧ください。

実際よりも青や緑が濃く出ている

最大ズーム(10×)で撮影

薄暗い屋内で撮影

 また、高画質で撮影できるモードも搭載。以下の2枚を比較すると、細部の鮮明さに大きく差があります。

通常の「写真」モード(左)と高画質で撮影したもの(右)。右の写真を拡大してみると、花びらの細かい毛まで捉えられている

 本機の特徴であるマクロ撮影ですが、約200万画素なため精細な写真を撮るのは難しく、色味も乏しくなってしまうのが難しいところ。スマホカメラの機能としては面白いですが、ユーザーの撮影スキルが試されそうです。

公園の杭に巻かれたロープを至近距離から撮影

 反対によかったのが、夜景撮影とポートレート撮影。まず前者は「ナイトビジョン」モードを適用すると、露光時間を長くして撮影します。通常モードと比べると、明るい箇所の色味をしっかり捉えたうえで、暗部とのバランスもうまく調整できています。

 ただし、あくまで個人的な感覚ですが、他機種の夜景撮影モードよりも露光時間は長め。どうしてもボケやすいため、シャッターボタンを押したらしっかり腕を固定することが大事です。

通常モード(左)は光が飛んでしまっているが、ナイトビジョンのほうは観覧車の色が鮮やかに出ている

 「ポートレート」モードは、背景のぼけ具合を調整可能。被写体と背景を正確に識別できており、自然なぼけがかかります。

ペットボトルの作例で恐縮だが、非常にきれいにぼけがかかっている。価格以上の性能を感じた

 そのほかの機能としては、イン/アウトカメラの両方を使って2つの景色を1枚の写真として撮れる「デュアル撮影」を搭載。自分と友人を同時に撮影したり、旅行先で自分と風景を収めたりと、単純な自撮りとは違った楽しみかたができそうです。

デュアル撮影モードのスクリーンショット。上下に分割するスタイルと、1枚の写真に組み込むスタイルの2種類がある

 インカメラは約800万画素(F値2.0)。ポートレートモードでは、被写体と背景の識別や少し甘く、輪郭付近でぼけがかからない箇所も見受けられます。

頭頂部のあたりにぼけのかかっていない箇所が。ぼけ具合はスライダーで調整可能

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