周囲を山々に囲まれた国内有数の豪雪地帯でもある新潟県魚沼市。5月上旬まで春スキーが楽しめる山の雪が溶けるころ、スキー客に代わって、尾瀬を目指すハイキング客がやってきます。新潟県や福島県など4県にまたがる尾瀬国立公園ですが、新潟方面から向かうには魚沼市が唯一の玄関口となるため、市内を通って緑豊かな初夏の尾瀬を目指すのです。
5月下旬~6月上旬の尾瀬のミズバショウシーズンを終えたこの街へ、次に人を呼ぶのが、世にも珍しい奇祭です。2月の「雪中花水祝(せっちゅうはなみずいわい)」、3月の「百八灯(ひゃくはっとう)」とともに、“魚沼市の三大奇祭”を形成するのが、6月の「しねり弁天たたき地蔵まつり」。今回は、天下の奇祭とも呼ばれる一風変わったお祭りをご紹介します。
飛び入り参加もOK! 御神体の上にまたがって奇祭を体感してみては?
しねり弁天たたき地蔵まつり
江戸時代中期に始まったとされる、魚沼の奇祭が「しねり弁天たたき地蔵まつり」です。東京・上野の弁天様のまつりがルーツとされ、子孫繁栄、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛を願って、毎年6月30日に市内小出地域の本町通りと陣屋通りで開催。「しねり弁天!」と声をかけて男性が女性をしねる(つねる)と、「たたき地蔵!」と叫んで女性が男性を叩くことができる、一夜限りの無礼講が許されるユニークなお祭りです。威勢のいい祭り囃子が響くなか、顔に弁天様やお地蔵様のメイクを施した人たちであふれる会場には、メイク用のブースが設置されているので誰でもメイクして参加でき、御神体にまたがることも可能。クライマックスとなる御神体渡御「金精様(こんじょうさま)の婿入り」では、新婚夫婦が長さ約2.3m、重さ約500㎏の御神体・金精様にまたがって、大しめ縄が飾られた弁天堂をめがけて突入する、ある意味神秘的なシーンが展開され、感動必至(!?)です。
DATA
日程:6月24日(土)
会場:魚沼市小出市街
電話:025-792-2124(小出商工会内 しねり弁天まつり実行委員会)
https://benten.uonumakoide.com/
日本一のブランド米・魚沼産コシヒカリで知られる魚沼市。初夏の山菜もおいしいグルメな街は、“湯之谷温泉郷”と呼ばれるほどの温泉の宝庫でもあります。栃尾又温泉、大湯温泉、銀山平温泉、折立温泉といった良質な温泉が多数あり、日帰りで楽しめる温泉も豊富。天下の奇祭を楽しんだ後は、美食と温泉で癒されてみては?
※写真はイメージです。
※この記事は、「つなぐ旅~東日本~ ひがしにほんトラベルガイド」から転載しています
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