デスクトップPCと同じく、CPUとGPUのパフォーマンスがアップし、より快適にゲームを楽しめるマシンが増えているゲーミングノートPC。そんなゲーミングPCを使っていくうちに突き当たるのが、ゲームデータの大容量化にともなうストレージ容量不足だ。
GIGABYTEやMSIといったメーカーのなかには、メインストレージを容易に換装できるモデルや、サブストレージ用M.2スロットを備えているモデルも増えているが、基本、増設や換装を行なうとメーカー保証が効かなくなることが多いのがネックだ。
もちろん、メーカーの無償保証期間を過ぎており、有償でのメーカー修理もしないと割り切って分解、増設するのもありだが、分解時の破損などのリスクはある。
リスクゼロ&手軽にストレージを増やせるのが、USB外付けストレージだ。なかでもUSB4/Thunderbolt 4(Type-Cポート)は、実装するノートPCが増え、最大40Gbpsの高速転送を可能にする。ゲームパフォーマンスへの不安なく、ゲームデータの保存先にできる可能性大。
値下がりが止まらないNVMe M.2 SSDに、実測3000MB/s台のパフォーマンスをサクッと発揮するUSB4/Thunderbolt 4接続に対応するNVMeエンクロージャーと、高速外付けストレージを自作するのに悪くないタイミングが到来している。
先日筆者がAmazonで購入し、そのパフォーマンスを試したSAN ZANG MASTERのNVMeエンクロージャーを使って、ゲーミングノートPCのゲームデータ用外付けストレージとしての可能性を探っていくことにした。
最新ゲーミングPCに接続してテストスタート
GIGABYTEの最新ゲーミングノートPCとなる「AORUS 15X ASF-B3JP654JP」(実売価格36万3000円)に、NVMeエンクロージャーを取り付けた。USB4/Thunderbolt 4外付けストレージのゲームデータインストール先としての可能性をみていこう。