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愛媛県今治市の空き家バンク事業が全国版空き家バンク「アットホーム空き家バンク」とkintoneを用いたAPI連携

2023年04月19日 11時40分更新

文● ASCII

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 ジョイゾーは4月18日、愛媛県今治市が運営する空き家バンク事業とのkintoneを用いたAPI連携を開発したと発表した。

 愛媛県今治市が運営する空き家バンク事業(運⽤主体:今治市地域振興課)と、今治市に本社を置くケーオー商事、kintoneを活⽤したシステム開発を専業で⾏なうジョイゾー、全国版空き家バンクを提供するアットホームによる事業の連携となる。

 今治市は2023年版第11回「住みたい⽥舎」ベストランキング(宝島社「⽥舎暮らしの本2020年2⽉号」で対象部⾨すべてで1位を獲得して注⽬が⾼まり、移住相談件数が⼤幅に増加。移住・定住・交流ポータルサイト「いまばり暮らし」の「いまばり空き家バンク」の整備、拡充は重要な課題となり、市の空き家バンク事業における業務効率化や全国の移住希望者に対しての情報提供体制の構築などとして事業を開始。

 同市では、空き家バンクのシステムの⾃⾛化を⾒据え、サイボウズの「kintone」を基盤として採⽤することで制度変更やメンテナンスに⾃前で対応可能である利点を最⼤限に活かす構成としている。kintone上に蓄積される空き家情報を「いまばり空き家バンク」に加え、アットホームが進める⾃治体の空き家バンクとのデータ連携モデルの検証事業(国⼟交通省住宅局「住宅市場を活⽤した空き家対策モデル事業」により⽀援)において整備されたAPI連携との接続開発を⾏ない、これにより複数の空き家バンク媒体への同時掲載が可能とした。

 API連携部分などについては、今治市に本社がある唯⼀のサイボウズオフィシャルパートナーであるケーオー商事、kintoneを活⽤したシステム開発のベンダーであるジョイゾー、ならびに運⽤主体(事務局)である今治市地域振興課の相互により開発。

 本事業により情報の時間的ロスをなくし広く空き家情報を連携が可能になり、移住希望者等への情報斡旋スキームの強化、最適化を図れたとともに、空き家物件所有者や移住希望者をはじめとする物件紹介希望者ならび関係宅建事業者・団体間相互における情報共有体制についても強化されたという。

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