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玄米おにぎりが神!バルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan」は最強のお弁当マシン

2023年04月14日 09時00分更新

文● 盛田 諒(RyoMorita) 編集● ASCII

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BALMUDA The Gohan K08A-BK
発売日 2022年11月9日
実売価格 4万9500円
バルミューダ

https://www.balmuda.com/jp/gohan/

 バルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan」は、独自の「蒸気炊飯」方式による食感が特徴的。新型を試してわかった利点や特徴を紹介します。

2重釜でしゃっきりむちむちごはん

 BALMUDA The Gohanの特徴は2重釜構造の内釜と外釜。外釜に入れた水を加熱して、発生する蒸気で炊飯します。炊飯時に米が動かないため米の表面が傷つかず、粒立ち良く炊き上がります。米粒同士のほぐれもよく、硬めでしゃっきりとした食感になります。

蒸気用の水を入れる外釜(左)、通常の水と米を入れる内釜(右)

 一見面倒に思える2重釜ですが、内釜も外釜も軽いので、手間はほとんど感じません。

約240gの軽い内釜

普通に水と米を入れる

蒸気を出すための外釜。180ccの水を入れる

 なおBALMUDA The Gohanは2代目。水をキチンと測らないとうまく炊けないという初代機のピーキーな特性をおさえ、雑な使い方でもうまく炊けるようになりました。そのために外釜の厚みや蒸気口の形を変更しています。

お弁当と玄米がうまい

 実際に普段食べているお米を炊いてみると、それまで使っていたH社の炊飯器と比べ、明らかに粒立ちが良く、しゃっきりした食感になっていました。

粒立ちがよく、つぶれている米粒がない

箸でつまむとむちっとした感触がある

普段使っていた炊飯器(左)は米粒同士がくっついてしまっているが、バルミューダ(右)は米粒ひとつひとつの形がわかりやすい

 口に入れたときの甘みは薄く、噛むことで味が出るという特徴は初代機と同じですが、初代機に比べて「むちむち感」が強くなった印象があります。

 わかりやすかったのはジャスミンライス。パラパラではなくむちむちした独特の食感になり、これがバルミューダの食感なのかと感じました。

パラパラ食感のジャスミンライスもむちむちになる

 むちむち硬め食感はカレーや卵かけごはんに合いますが、個人的に推したいのは冷めたごはん。お弁当やおにぎりにすると最高です。BALMUDA The Gohanには保温機能がないので炊飯後にはどんどん冷めていきますが、むしろ冷めたほうが良いのではないかとさえ思います。

しゃっきりごはんは卵かけごはんに合う

6歳児もよく食べていた

冷めたごはんがおいしいのでお弁当にぴったり

 ちなみに普段食べているのはふるさと納税でもらっている「さがびより」。冷めても程良い粘りと甘みがあるというバルミューダ向けのお米でした。

 もう1つバルミューダが強いのは玄米モード。2合しか炊けませんが、90分でおいしい玄米ごはんが炊きあがります。

 一般的な炊飯器で玄米を炊くときは1〜2時間ほどつけおきして吸水させるという工程が面倒なのですが、バルミューダは何も考える必要がありません。

 玄米もむちむちなので、おにぎりにすると最高です。塩で握り、ごま油を塗ってごまを振れば最高のお昼ごはんに。健康的で腹持ちも良いです。

玄米もむちむち食感になり、おにぎりも作りやすい

機能はシンプル、ジョグダイヤルが便利!

 本体デザインは「小さなかまど」をイメージしたというぽってりした形。設置面積が242×266mmと小さいので、狭いキッチンでも置き場に困ることはなさそうです。

デザインはかわいい「かまど形」

電源コードは巻き取り式ではなく巻きつけ式

トースターの隣にあると小ささがわかる

 初代機からの変更点として大きいのはジョグダイヤルを採用していること。予約炊飯の時間設定がとてもスムーズになります。

ジョグダイヤルは予約時間を設定するのにとても便利

 一方、機能面はシンプルです。

 炊飯モードには通常の白米に加え、早炊き、玄米、おかゆ、炊き込みの4種類を搭載。早炊きは34〜41分程度(3合炊きで39分程度)です。

炊飯モードは5種類

 米の銘柄による炊き分け機能や、炊きあがりの調節機能はなし。流行の低糖質モードもなければ、低温調理機能などもありません。

 保温機能がないのは初代機と同じ。一度炊くと「内部高温」の表示になり、内釜と外釜が冷めるまで二度目が炊けないのも同じです。

 容量は1〜2人向けの3合炊きで、玄米と炊き込みごはんは2合まで。3〜4人向けの5合炊きや、1人向けの1合炊きなどは用意していません。

炊飯容量は最大3合(炊き込み、玄米は最大2合)

 お手入れは内釜、外釜、内ぶたの3つを洗うだけ。すべて軽くて洗いやすいです。本体内側の隙間に米粒が残りやすいのは初代機と同じでした。

本体内側の隙間に米粒が残りやすい

バルミューダの炊飯器は最強のお弁当マシン

 リニューアルしたBALMUDA The Gohanは独特のむちむち食感が楽しく、冷めたごはんもおいしく仕上がる炊飯器。お弁当作りには最強です。スープジャーにカレーを入れてカレー弁当にしたり、玄米おにぎり弁当にすると最高です。

 3合炊きということもあり、このスタイルにピンと来る1〜2人暮らし向けにはぴったりです。普通の炊飯器よりかわいいのもテンションが上がります。

 ただ、うちのような4人暮らしの家族には不向きなところもありました。やはり保温機能はないと不便で、3合炊きでは足りず、早炊きは遅めであまりおいしくありません(それまで使っていた炊飯器は29分程度でおいしく炊けた)。

 それでもこの食感は唯一無二なので、できれば昼食専用サブ機として使いたい。炊飯器を2台置ける場所はないので、先日某社が出したような1合炊きモデルがほしいところ。もし第3弾を企画しているならぜひご検討ください。

たけのこごはんもおいしかった

 

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