以前、このコラムでもご紹介したSHARGEEK(シャーギーク)のパワーバンク(モバイルバッテリー)の「Stream2」はそのユニークなデザインとそれに見合う高性能から今も強く記憶に残ってる人や購入希望者が後を絶たないだろう。
その「Stream2」に続いて、海外のクラファンに登場した「タイムマネジャー+パワーバンク(モバイルバッテリー)」の両方の機能を兼ね備えた「Capsule Gravity」も、なかなかクールなデザインをした実用的な製品だ。タイムマネジャーは言い換えるなら「多機能時計」。SHARGEEK商品ファンである筆者も、速攻でプレッジしたのは言うまでもない。
その「Capsule Gravity」が日本国内のクラウドファンディングであるMakuakeでも、近く支援購入が実施されるようだ。今回は国内でのクラウドファンディングに先立ち、トライアル用のCapsule Gravityを手に入れることができたので先行使用してみた。
国内での支援購入に際してはパッケージに変更があるかもしれないが、筆者の受け取ったモデルの商品名は「重力时间胶囊」(重力タイムカプセル:Capsule Gravity)というニックネームの商品だ。サブのタグラインとして「MULTIFUNCTION DIGITAL CLOCK」と機能の一部が表示されている。
パッケージ台紙裏面の商品説明を見れば、Capsule Gravityの機能のほぼすべてを理解できる。Capsule Gravityができることは大きく分けて5つ。まず1番目はシンプルな「デジタルクロック」モード(年月日時分秒曜日表示)だ。そして2番目は「タイマーモード」、3番目が「カウントダウンタイマー」モード、4番目が最近また日本でも流行の兆しにある「ポモドーロタイマー」、そして5番目が「パワーバンク」モードだ。
Capsule Gravityは正面から向かって左側側面に、充給電のためのUSB Type-Cポートが配置されている。そしてもう一方の右側面にはCapsule Gravityを操作し、モード選択や時刻合わせをするためのチョット硬いボタンスイッチがある。
操作系のボタンが1個しかない製品は、昨今は比較的ポピュラーだ。前述したSHARGEEKのパワーバンクのStorm2も同様だ。一見して操作は難しそうに感じるが、長押しと短いタップの組み合わせで、ほぼ100%の設定が可能だ。最近この手の操作に慣れてしまった筆者などは、操作ボタンが複数個あると逆に戸惑ってしまう。
そしてパワーバンク機能を備えるCapsule Gravityを自己完結型で実現するために、ストラップ型に設えた両端がUSB Type-Cプラグという専用ショートケーブルが付属する。筆者の使っているイエローのCapsule Gravityの場合は、ケーブルストラップも黄色がメインのカラーだ。ちなみにCapsule Gravityには、あとグリーンとブラックが用意されている。
ストラップをケーブルにトランスフォームするには、透明のキャップ部分を引き抜き、続いてU字型に折り曲げられたケーブルの両端を黄色い台座から引き抜く。ライトニングプラグのiPhoneユーザなら一方のUSB Type-Cプラグにライトニングアダプターを接続するだけで、プラグ形状の変更ができる。使わない時は、Capsule Gravityをぶら下げるストラップとなる。

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